……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
〇毎度好評の日髙氏のセミナー。
〇今後の高周波へ向かうトレンドおよび対応する電磁波ノイズ対策についてお話します。
〇講演者の経験に基づく、実験計画法等の技法で陥りやすい失敗を事例に挙げながら解説。
〇電磁波シールド・吸収材料を作る必要性についての明確な市場ニーズについても読み解く。
講師
東北大学 大学院工学研究科(工学) 客員教授 日髙 貴志夫 氏
講師紹介
■略歴:
1992年4月-2014年3月 (株)日立製作所 日立研究所にて材料開発に従事
2014年4月-2017年3月 山形大学 地域教育文化学部 教授
2017年4月-2020年3月山形大学 工学部建築・デザイン学科 教授
2021年4月 山形大学大学院理工学研究科 教授
2024年3月 定年退職
2024年4月 山形大学名誉教授。 東北大学客員教授
現在に至る
■専門および得意な分野・研究:
電磁波環境評価・電磁波吸収体作製
■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本建築学会 電磁波小委員。エレクトロニクス実装学会。日本応用物理学会。
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年10月8日(水) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
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セミナーポイント
■はじめに
ビヨンド5Gの電磁波シールド・吸収材料の選定が既に佳境に入っている。
本講義では今後の高周波へ向かうトレンドおよび対応する電磁波ノイズ対策として、自社製品の新事業展開への期待を寄せている方々に、電磁波シールドおよび電磁波吸収用材料への転用の可能性を提案する。
前半に5Gの最近の動向および電磁波シールドおよび電磁波吸収の原理について初学者にも分かり易く述べる。高校レベルのベクトルについての知識があると電磁波解析法の理解が深まる。後半は講演者の経験に基づく、実験計画法等の技法で陥りやすい失敗を事例に挙げながら、導電材料・磁性材料・誘電材料の特性を活かしつつシールド・吸収材料を開発する方法について経験を交えながら解説する。
2020年4月から5Gが本格稼働した。次の一手をみると、NTT白書に従えばビヨンド5G(B5G)を5Gエボリューションと位置付けている。また、NOKIAは高速通信に対してシャノン限界を超える目標を立てている。その構想に至る基本的な原理を短時間だが読み解いてゆく。B5Gの実施時期は2030年頃のサービス開始を考えており、その周波数帯は100GHz~300GHzに概ね確定している。それには、電磁波シールド・吸収材料を作る必要性についての明確な市場ニーズがなければならない。したがって、新規提案するときの事業化形態についても考える。
■ご講演中のキーワード:
第5世代移動通信(The 5th Generation Mobile Communication),ビヨンド5G(Beyond 5th Generation),6G(The 6th Generation),導電性(Conductivity),誘電率(Permittivity),透磁率(Permeability),電磁波シールド(Electromagnetic Wave Shielding),電磁波吸収(Electromagnetic Wave Absorption), 負の屈折率(Negative Refractive Index)
■受講対象者:
・ 自社製品の電磁波ノイズ対策への応用展開を考えている材料研究開発者から、ある程度の研究経験を経た方。
・ 業務に活かすため、電磁波計測方法についての知見を得たいと考えている方。
・ 電磁波吸収材料開発に取り組んでいるが、電磁波吸収特性のバラツキのような課題があり困っている方。
■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
・「Beyond5G/6G時代に求められる部材技術と評価指針」
情報機構2024年3月25日発行ISBN 978-4-86502-269-8。
■本セミナーで習得できること:
・電磁波の基礎知識
・材料開発のノウハウ
・電磁波計測法と遠方界および近傍界の評価法
・B5Gおよび6G向け電磁波遮蔽・吸収材料の動向
■受講された方の声(一例):
・全く知見の無い中で、受講させていただきましたが丁寧な説明で分かりやすかったです。
・材料設計のコツや商品開発時における話はとても興味深かったです。助かりました。
・電磁波シールドの原理について理解できて良かったです。
・全般的に興味深い内容で、受講して良かったです。ありがとうございました。
・ノイズの分類分けと対策についてのお話は非常に興味深いです。ありがとうございました。
・B5Gにおける高周波対応の重要性を知れたのは大きかったです。参加して良かったです。
・ノイズ抑制材料の商品化のお話が最も興味深かったです。今後の事業に役立てたいと思います。
・事前質問並びに当日の質問にも丁寧にご対応ありがとうございます。低コスト化を中心に今後のビジネス展開に役立てます。
などなど……ご好評の声を多数頂いております!
セミナー内容
※図表なども多数用いて解説します。
1. 第五世代移動通信(5G)の動向
1.1 5GMFの概要
1.2 5Gの三つの目標およびキーコンセプト
1.3 周波数に対応した電磁波吸収材料の選択のコツと可能性
1.4 B5Gとは何か(30ギガヘルツを越える高周波帯で性能が期待できる電磁波遮蔽・吸収材とは何か)
1.5 B5Gおよび6Gの動向
2. 電磁波の基礎
2.1 電磁波とは何か(マックスウェル方程式[わかりやすい波の特性])
a)電磁波の歴史的背景と周波数マップ
b)マックスウェル方程式と波動方程式
c)電磁波の発生原理
2.2 電磁波を反射する原理(渦電流発生による電磁波遮蔽[シールド効果])
a)シールドの原理
b)シールドの遠方界と近傍界
c)シールドの設計(シェルクノフの式)
2.3 電磁波を吸収する原理(電磁波吸収のメカニズム[熱変換])
a)シールドと吸収の違い
b)電磁波吸収の原理
2.4 電磁波吸収のシミュレーション原理
a)誘電率と誘電正接
b)電磁波吸収体機能性向上のコツ(ナノ導電材料に期待される吸収効果)
c)シミュレーション実施に必要な原理原則
d)シミュレーションで得られる情報
3. 電磁波シールド・吸収材料
3.1 シールド材料の紹介
a)材料の構造
b)求められている材料特性
c)代表的な材料の紹介
3.2 吸収材料の紹介
a)材料の構造
b)求められている材料特性
c)代表的な材料の紹介
4. 電磁波シールド・吸収材料設計のコツ
4.1 電磁波シールド材料設計のコツ
a)遠方界をベースにした考え方
①遮蔽効果(Shield Effect)の式と評価法
②遮蔽効果の考え方
b)近傍界をベースにした考え方
①マイクロストリップ線路法の考え方
②伝送減衰率の求め方
4.2 電磁波吸収材料設計のコツ(遠方界の伝送線路)
a)電磁波吸収シートの構成例
b)放射ノイズと表皮効果
5. 電磁波シールド・吸収材料の評価法
5.1 インピーダンスアナライザー(スペアナ)を用いる評価法
5.2 ベクトル・ネットワークアナライザーを用いる評価法
①導波管法
②共振法
5.3 自由空間法ついて(CISPR32法)
5.4その他の評価法
①近傍磁界強度分布表示法
②反射・伝搬法
③空間定在波法
④TDR法
⑤大型導波菅法
⑥マイクロストリップ線路法
⑦KEC法
⑧容量法
⑨トロイダルコア法
⑩電波暗室・電波暗箱用吸収体
⑪Sパラメータ法の計算モデル
6. ノイズ抑制材料の商品化
6.1 電磁波ノイズの発生原因と分類
a)発生原因と分類
b)伝達経路
c)ノイズ対策の基本
d)高周波におけるノイズ対策
6.2 ビジネスモデルの構築
a)ターゲットの明確化
b)電波吸収体選定のポイント
c)SWOT分析
6.3 商品化事例
a)磁性材料の粉末ビジネス
①狙い
②フィラーの開発
③ナノコンポジット粉末の樹脂複合化事例(熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂など)
b)誘電材料のシート売りビジネス
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