……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
●空気輸送技術を中心に,粉粒体処理装置を設計する際に参考となる知識・ノウハウを幅広く公開します。
講師
二村技術士事務所 代表 二村 光司 氏
講師紹介
■略歴:
1974年 大学卒業後民間企業に入社,2013年 民間企業 (定年)退職
その間継続して“粉粒体ハンドリング技術”の設計,研究,開発等の業務に従事
工学博士,技術士(機械部門・総合技術監理部門),労総安全コンサルタント
■専門および得意な分野・研究:
空気輸送を中心とした粉粒体ハンドリング技術
■本テーマ関連学協会でのご活動:
粉体工学会や粉体工業技術協会への投稿,発表事例多数
<その他関連セミナー>
粉体・粒子・分散・乳化・スラリー 一覧はこちら
日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年10月23日(木) 10:00-17:00 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 55,000円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき44,000円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 60,500円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき49,500円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料は、印刷物を郵送で1部送付いたします。
・お申込みの際にお受け取り可能な住所を必ずご記入ください。
・郵送の都合上、お申込みは4営業日前までを推奨します。(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、その場合、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。ご了承の上お申込みください。
・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
オンラインセミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
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→音声が聞こえない場合の対処例
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<見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
セミナーポイント
■はじめに
粉粒体の輸送や混合,貯蔵・排出,供給といった操作では,粉粒体特有の性質と応用技術が必要です。このセミナーでは,空気輸送技術を中心に,粉粒体処理装置を設計する際に参考となる知識・ノウハウを幅広く公開します。
■ご講演中のキーワード:
浮遊輸送,プラグ輸送,流動化,流動化ダイアグラム,パウダーテスト,パウダーベッドテスタ-,ヤンセンの法則,混合度,ブレンダー,ロータリーバルブ,
■受講対象者:
粉粒体の材料開発を始めたばかりの方から,ある程度の研究経験を経た方
業務に生かすため,粉粒体処理装置の設計について知見を得たいと考えている方
粉粒体のトラブル解消に取り組んでいるが,粉体特有の課題があり困っている方
本テーマに興味のある方なら,どなたでも受講可能です。
■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
この分野に興味のある方なら,特に予備知識は必要ありません。
■本セミナーで習得できること:
粉粒体物性の調べ方や応用例が学べます
粉粒体ハンドリング技術の基礎理論が学べます
粉粒体ハンドリング技術の実務(実施設計やトラブル対策例)が学べます。
セミナー内容
Ⅰ.粉粒体物性の特徴と測定
1. はじめに
2. 粉粒体の流動化特性
3.粉体特有の物性
4.粉粒体物性の測定方法
4.1 簡易的な圧縮テストによる方法
4.2 パウダーテスターによる方法
4.3 パウダーベッドテスターによる方法
Ⅱ. 主な粉粒体ハンドリング装置
1.粉粒体処理装置と粉粒体ハンドリング装置の関係
2.主な粉粒体ハンドリング装置の種類
Ⅱ-1.空気輸送装置
1.粉粒体ハンドリングにおける空気輸送の優位性
2.代表的な粉粒体の空気輸送特性
2.1 粒体の場合: 流動化ダイヤグラムのD区分に属する粒体
2.2 粉体の場合
(1) 流動化ダイヤグラムのA区分に属する粉体
(2) 流動化ダイヤグラムのC区分に属する粉体
(3) 流動化ダイヤグラムの範囲外の粉体(その1)
(4) 流動化ダイヤグラムの範囲外の粉体(その2)
2.3空気輸送の分類と特徴および実施例
(1) 輸送形態による分類
① 分散流, ② プラグ流
(2) 輸送方式による分類
①浮遊輸送, ②プラグ輸送
(3) 輸送濃度による分類
① 低濃度(高速)輸送,② 中濃度(中速)輸送,③ 高濃度(低速)輸送
④ 高濃度(極低速)輸送
(4) 輸送システムによる分類
① 圧送式輸送,② 吸引式輸送,③ 吸引圧送式輸送,④ N2循環式輸送
(5) 供給装置(機械式)による分類
① 振動フィーダ,② スクリューフィーダ,③ テーブルフィーダ,
④ロータリーバルブ
(6) 供給装置(流動化)による分類
① ブロータンク,② エアスライド,③ 垂直気送
(7) その他
① エジェクター,② 閉塞防止形輸送
Ⅱ-2.貯蔵・排出装置
1.貯槽について
2.ヤンセンの法則
3.フローパターン:①マスフロー,②ファンネルフロー,③マスフロー化の例
4.充填層の圧力損失 (エルガンの式 ,コズニー・カルマンの式 )
5.排出口径と排出能力
6.排出不良と各種排出促進策
7.サイロの強度計算(参考)
Ⅱ-3.混合装置
1.粉粒体の混合装置とは
2.粉粒体の混合の目的
3.混合装置の形式と種類
①容器回転式,②容器固定式(機械攪拌式,気流攪拌式,重力式)
4.粉粒体の混合性能の表し方
5.混合度の定義
6.混合装置の性能と実施例
①容器回転式混合機, ②重力式混合機:ワンパスタイプ,リサイクルタイプ
Ⅲ.空気輸送システムの設計と関連装置
Ⅲ-1.空気輸送システムの設計
1.設計条件の確認項目
2.実務設計の手順と項目
3.気体流量の表示と流量計の設計方法
(1) 気体の各種状態の表示方法
(2) 流量計の設計方法
(3) 気流速度の計算と測定方法
4.空気輸送システムの設計
4.1浮遊輸送システムの設計方法
(1) 理論
(2) 水平方向相当長Leqの計算
(3) 実験例
①低濃度の浮遊輸送,②高濃度の浮遊輸送,③高圧領域の浮遊速度
(4) 浮遊輸送の実際計算例
①単管方式,②拡管方式
4.2プラグ輸送システムの設計方法
(1) 理論
(2) スケールアップの妥当性検証
①50A配管と150A配管での検証,②拡管方式プラグ輸送での検証,
③他の研究者との比較,
④各種粒体(ペレット)毎のプラグ輸送基本式
(3) プラグ輸送の実際計算例
5.空気輸送ラインの運転時圧力分布
(1) 低濃度高速輸送(浮遊輸送)システムでの圧力分布例
(2) 高濃度低速輸送(プラグ輸送)システムでの圧力分布例
Ⅲ-2.関連装置
(1)空気源
①性能曲線と作動点,②送風機の流量制御法,③空気源の種類
(2)配管
①管の規格,②輸送管布設の注意点,③管摩擦係数λの求め方
(3)分離器
① サイクロン(構造,圧力損失,最小分離径)
②集塵機(バグフィルタの構造と特徴,性能,圧力損失)
Ⅳ.粉粒体ハンドリング装置におけるトラブルと対策例
1.貯蔵排出装置におけるトラブルと対策例
(1) 吸引輸送における輸送元ホッパーからの排出トラブル
(2) 浮遊輸送における輸送元ホッパーからの排出トラブル
(3) 不定形軟質物の排出不良トラブル
(4) 付着性粉体の排出不良と輸送閉塞トラブル
(5) 吸湿・固着性粒体の貯蔵排出トラブル
(6) 薄片状原料の輸送元ホッパーからの排出トラブル
(7) 排出補助部品(エアノッカー)取付基部の亀裂発生トラブル
2.供給装置におけるトラブルと対策例
(1) ペレット噛み込みトラブル
(2) “かじり傷”の発生トラブル
(3) 異音発生トラブル
(4) 回転停止トラブル
3.空気輸送装置に伴うトラブルと対策例
(1) 微粉の受入配管と供給配管における付着堆積トラブル
(2) 合成樹脂ペレットの空気輸送での異物発生トラブル
(3) フレキシブル継手端部の摩耗破損による金属コンタミ発生トラブル
(4) PETボトル粉砕品の空気輸送によるベンド部摩耗トラブル
(5) バグフィルターでのバグ落下によるブロワ焼き付きトラブル
(6) 分岐ダンパー破断トラブル
(7) バグフィルタ爆発トラブル
Ⅴ.参考文献
1. 身の回りの粉粒体の例
2. 粉粒体の歴史 (古代からの粉粒体)
3. 粉粒体を表す言葉
4. 粉粒体にちなんだ語句
5. 粉粒体の意味(辞書・辞典の表記)
6. 粉粒体の定義
7. 粉粒体関係の学会, 団体,雑誌類
8. 粉粒体関係の書籍・雑誌類・便覧・ハンドブック類
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