……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
●バイオフィルムが「人体・食品・水・金属」に与える影響とは?
●バイオフィルム形成の礎理解から、評価・制御技術について解説します
講師
静岡大学 学術院工学領域
准教授 田代 陽介 氏
講師紹介
■ご経歴
2009年 筑波大学大学院生命環境科学研究科博士課程修了 博士(農学)
2010年 北海道大学大学院工学研究院 博士研究員
2011年 日本学術振興会特別研究員(北海道大学、ケンブリッジ大学)
2013年 静岡大学大学院工学研究科 テニュアトラック助教
2018年 静岡大学学術院工学領域 講師
2019-2023年 (兼)科学技術振興機構さきがけ
2023-2025年 (兼)英国オックスフォード大学生化学科 Academic Visitor
2024年 静岡大学学術院工学領域 准教授
■ご専門および得意な分野・研究
生物工学、環境微生物学
■本テーマ関連学協会でのご活動
生物工学会、農芸化学会、環境バイオテクノロジー学会、微生物生態学会など
<その他関連セミナー>
バイオ/再生医療/中分子/新規モダリティ 一覧はこちら
日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年10月16日(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料は、印刷物を郵送で1部送付いたします。
・お申込みの際にお受け取り可能な住所を必ずご記入ください。
・郵送の都合上、お申込みは4営業日前までを推奨します。(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・それ以降でもお申込みはお受けしておりますが(開催1営業日前の12:00まで)、その場合、テキスト到着がセミナー後になる可能性がございます。ご了承の上お申込みください。
・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
オンラインセミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
※メールアドレスの記載誤りについては、以下へご連絡お願いいたします。
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→音声が聞こえない場合の対処例
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<見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
セミナーポイント
■講座のポイント
微生物が固体表面に付着し、集団構造を形成する「バイオフィルム」は、医療、食品、水処理、製造設備など、さまざまな分野において重要な役割を果たす一方で、細菌感染・虫歯・金属腐食・膜の目詰まりなど、深刻なトラブルの原因にもなります。特に一度形成されたバイオフィルムは極めて除去しにくく、その評価・除去・制御技術の確立は産業界・研究分野の共通課題となっています。本セミナーでは、バイオフィルムの形成メカニズムなどの基礎的理解から、最新の研究成果、そして実用的な評価法や除去対策までを幅広く解説します。現場での対策にお悩みの技術者の方から、これから研究に取り組みたい研究者の方まで、幅広い層に役立つ内容となっていますので、ぜひご参加ください。
■受講後、習得できること
・バイオフィルム形成における分子機構や物理化学的要因の理解
・バイオフィルムの防止・除去に向けた対策
・バイオフィルムの評価・解析方法の理解
■講演中のキーワード
バイオフィルム、微生物、金属腐食、排水処理、食品発酵
セミナー内容
1.バイオフィルムの基礎1)バイオフィルムの歴史
微生物の発見とバイオフィルム
2)バイオフィルムの特性
バイオフィルムの種類、浮遊細菌とバイオフィルム細菌の違い
3)バイオフィルムの構成成分
タンパク質、DNA、多糖、膜小胞
4)バイオフィルムの形成機構
固体表面への付着、バイオフィルムの発達
5)バイオフィルムにおける情報伝達機構
クォラムセンシング、遺伝子伝播
6)バイオフィルム内における細菌の薬剤耐性
薬剤耐性遺伝子の発現、代謝の休止
2.身の回りのバイオフィルム 〜各種事例と菌種・特性〜
1)バイオフィルムの人体への影響
日和見感染菌、口腔細菌
2)食品とバイオフィルム
食品発酵、食品に付着する病原菌、食品を腐敗させる細菌
3)水処理とバイオフィルム
廃水処理、膜分離活性汚泥法、微生物保持担体
4)金属腐食とバイオフィルム
金属腐食を引き起こす細菌
5)生活環境とバイオフィルム
浴槽のバイオフィルム細菌
3.バイオフィルムの除去と形成防止・対策
1)物理学的方法
物理的殺菌法・抗菌材料
2)化学的方法
消毒薬・バイオフィルム阻害剤
3)生物学的方法
酵素・ファージ
4.バイオフィルムの評価・解析と研究アプローチ
1)バイオフィルムの菌種同定法
群集構造解析、分子系統解析、質量分析
2)バイオフィルムの構成成分分析法
細胞外マトリクスの分離
3)バイオフィルムの形成・除去の評価
形成装置、定量法、染色法、観察方法
5.バイオフィルム研究の現在と展望
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