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食品包装規制の最新動向セミナー|藤井均氏|2025年11月6日 オンライン

国内外における食品包装規制の最新動向

―日本、欧州、米国の容器包装規制について―

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2025年6月1日完全施行後のポジティブリスト制度を詳細に解説します。

講師

藤井包装技術事務所 所長 藤井 均 氏

講師プロフィール(クリック・タップして展開ください)

■略歴
2010年6月まで大日本印刷株式会社にて包装材料の開発、包装設計に従事。
2016年6月まで、紙製容器包装リサイクル推進協議会
2018年12月まで、プラスチック容器包装リサイクル推進協議会
2016年7月より藤井包装技術事務所を開設

■専門
高分子材料・包装関連の法律、規制

<その他関連セミナー>
化学物質法規制 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年11月6日(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

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・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
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  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

    ■はじめに
     食品衛生法改正(2018年6月13日公布)により、食品用器具・容器包装のポジティブリスト制度導入が2020年6月1日施行され、施行後5年間の経過措置を経て、2025年6月1日に完全施行となる。ポジティブリスト制度により、器具・容器包装事業者には次の義務が追加された。①合成樹脂の器具・容器包装は、ポジティブリスト収載の安全性が確認された原材料のみを使用し、ポジティブリストにない原材料の使用を禁止する。②合成樹脂を使用した器具・容器包装の適正製造管理(GMP)を行う③販売・製造・輸入者は、器具・容器包装がPL制度に適合していることを利用者に説明する (情報伝達)④合成成樹脂製の器具・容器包装製造事業者は、自治体に届出を行う。 ポジティブリスト制度は2020年6月1日施行され、施行後5年間の経過措置を経て2025年6月1日に完全施行となる。2020年6月1日以前に使用実績のある器具容器包装の原材料がポジティブリストに収載され、ポジティブリストにない物質は新規申請が必要となる。
     完全施行後は、使用合成樹脂の新ポジティブリストでの適合確認及び各樹脂の構成モノマーの適合確認が必要である。新ポジティブリストの収載物質名と旧ポジティブリスト収載物質の対応等を含め新ポジティブリストへの適合確認手順について説明する。さらに、合成樹脂容器包装は、PL 制度(器具容器包装の原材料管理)+既存樹脂規格(溶出基準等)で管理されるため、ポジティブリスト収載物質と合成樹脂既存規格(溶出基準等)の対応及びポジティブリスト物資の規格基準を説明する。
     欧州では、プラスチック材料・製品の市場投入の要件として、枠組み規則、適正製造基準、プラスチック規則に適合し、適合宣言書を発行することが求められる。枠組み規則は、一般原則、表示、トレーサビリティ、適正製造基準規則は食品と接触する材料および製品を対象に定め、プラスチックチック規則は、ポジティブリスト対象物質(主にモノマー)、溶出量の規格・基準、多層材料の扱い、溶出試験方法等を定めている。適合宣言は、欧州輸出には必要になるので、適合宣言内容や事例について述べる。
     米国では、食品接触材は「間接食品添加物」とみなされ、連邦規則(CFR)の第21条の規定に基づき管理されている。米国市場投入においては、使用包装材が連邦規則に適合していることを確認し、連邦規則にない食品接触物質はFDAに届出をする必要がある。規格・基準を定めた連邦規則集により、接着剤・コーティング剤、紙・板紙、プラスチックポリマーの個別規格、添加剤等の規格を説明する。FDA登録制度、FCN届出制度、及び安全性の判断基準につい述べる。
     日本、欧州、米国のポジティブリスト制度における、対象物質、GMP、情報伝達、新規物質申請制度の比較を行い、安全性に関する考え方の違いについて説明する。

    ■本セミナーに参加して修得できること
    ・日本:食品衛生法の改正、ポジティブリスト制度
        情報伝達、器具又は容器包装を製造施設の衛生的な管理
    ・欧州:食品に接触することを意図した食品包装規制(プラスチック規則)
        プラスチック規則ガイドライン
    ・米国:食品包装規制(FFDCA、連邦規則集)
        米国新規物質登録制度

    セミナー内容

    1.日本における容器包装規制

     1.1 容器包装に関する食品衛生法改正
       1.1.1 改正食品衛生法概要
       1.1.2 ポジティブリスト制度概要
     1.2 法改正による追加義務
       1.2.1 ポジティブリスト収載物質に限定
           1) 対象物質、対象範囲
       1.2.2 器具又は容器包装を製造する営業の施設の衛生的な管理(GMP)
       1.2.3 情報伝達の実施
           1)PL制度適合
           2)食品衛生法適合
       1.2.4 器具・容器包装製造事業者(委託含む)の届出
     1.3 新ポジティブリスト(2025年6月1日施行)
       1.3.1 旧ポジティブリスト(2025年5月31日まで)
           1)ポジティブリスト規定方法及び形式
           2)ポジティブリスト掲載物質
            ・ポリマー
            ・コーティング材
            ・添加剤・塗布剤
       1.3.2 ポジティブリストの改正
           1)ポジティブリストの収載物質(合成樹脂)の範囲
           2)基材の改正内容
            ・樹脂区分、収載物質名、制限の撤廃、
            ・ポジティブリスト形式
           3)添加剤の改正内容
           4)収載内容の整理:消除、移動、統合、制限の変更
       1.3.3 新ポジティブリスト(2025年6月1日施行)
           1)一般規格
           2)第1表基材
            ・ポジティブリスト収載物質
            ・新材質区分
            ・ポジティブリスト新形式
           3)新ポジティブリスト高分子の構成モノマー
           4)第2表添加剤
     1.4 新ポジティブリストへの適合確認
       1.4.1 新旧ポジティブリスト収載物質の対応
       1.4.2 各区分物質の構成モノマー
     1.5 ポジティブリスト収載物質と合成樹脂既存規格(溶出基準等)の対応
       1.5.1 合成樹脂の既存規格基準  
           1)合成樹脂一般規格 
           2)個別樹脂規格
       1.5.2 ポジティブリスト収載物質と既存規格基準との対応
           1)ポジティブリスト収載物質と一般規格の対応
           2)ポジティブリスト収載物質と個別樹脂規格の対応
           3)乳製品の用途別規格削除
     1.6 食品衛生法の合成樹脂一般規格改正案
       ポジティブリスト収載物質に総溶出物規格の導入
     1.7 既存物質・新規物質申請の手続き
     1.8 ポジティブリスト対象範囲各論
         
    2.欧州における容器包装の法規制

     2-1 プラスチック材料および製品の欧州市場投入の要件
     2-2 EUにおける法規制体系
     2-3 枠組み規則
       ・一般規則・表示・トレーサビリティ・適合宣言
     2-4 食品と接触することを意図した材料および物品の適正製造基準
     2-5 食品に接触することを意図するプラスチック材料及び製品の欧州規則
       2.5.1 認可された物質
           1)ポジティブリスト収載化学物質
            ・モノマー又は他の出発物質 
            ・添加剤
            ・ポリマー製造助剤
           2)連盟リストに掲載されていない化学物質
           3)規制及び制限
           4)化学物質のグループ規制
       2.5.2 材料及び製品への規制 
       2.5.3 多層材料及び製品のEU規則
       2.5.4 適合試験
           1)食品疑似溶媒
           2)特殊移行量試験   
           3)総移行量試験    
       2.5.5 適合宣言
           1)宣言目的及び義務事業者
           2)宣言内容・事例
     2-6 プラスチック規則のガイドライン
           1)プラスチック規則の全般的なガイドライン
           2)サプライ・チェーンにおける情報に関するガイドライン
     2-7 新規物質の申請ガイドライン

    3.米国における法規制と安全性試験・評価

     3-1 米国における法体系
     3-2 連邦食品医薬品化粧品法(FFDCA)
     3-3 適正製造基準
     3-4 容器包装関連の連邦規則集
       3.4.1 一般規則
       3.4.2 間接食品添加物 
           1)接着剤、粘着剤
           2)コーティング材
           3)紙および板紙の成分
           4)ポリマー
            ・オレフィンポリマー、ナイロン、PET、ポリスチレン等
            ・レトルト包材
           5)添加剤、製造助剤、殺菌剤、色材など
     3-5 米国の認可申請制度
       登録申請制度(FAP)、FCN届出制度、規制の閾値申請制度、オピニオン制度
     3-6 FCN届出制度
       3-6-1 登録制度(FAP)とFCNの比較
       3-6-2 届出の範囲
       3-6-3 申請書の作成
           1)化学的物理的特性
           2)一日推定摂取量
             (a) 溶出試験 (b) 一日推定摂取量
           3)毒性試験 
     3-7 安全性評価

    4.日・米・欧の比較

     4-1 ポジティブリスト制度比較
       対象物質、GMP、情報伝達
     4-2 新規物質申請制度比較
       4.2.1 溶出試験法及び食事中濃度の算出方法比較
       4.2.2 毒性試験比較
     4-3 食品用器具・容器包装における再生


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    セミナーコード:AD251181

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