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溶解度パラメータ(SP値・HSP値)の基礎 WEB講座

溶解度パラメータ(SP値・HSP値)を使いこなすための必須知識と高機能化材料における最新の応用事例

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


★溶解性,ぬれ/分散性,吸着/付着性それぞれの関係をどのようにコントロールすれば,高機能化材料の創成に繋げられるのか,最新の測定法と応用事例を踏まえて,分かりやすく解説します.

講師

山口大学 名誉教授 大佐々 邦久 氏


講師紹介

■主経歴(就職後)
・名古屋大学助手
・山口大学助教授
・山口大学大学院教授

■専門・得意分野
化学工学
微粒子工学

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日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年11月17日(月) 10:00-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 58,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき47,300円

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  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
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  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
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  • セミナーポイント

    趣旨
    溶解度パラメータ(SP値・HSP値)は,”Like attracts like.”で表される異種材料間の熱力学的親和性の尺度です.現在では,分子間力の三成分である分散力,双極子間相互作用力,水素結合力由来のSP値,すなわちハンセンのHSP値が様々な分野で活用されています.
    溶解度パラメータを使いこなすには,異種材料間の親和性に係る現象,すなわち溶解性,ぬれ/分散性,および吸着/付着性などを,溶解度パラメータに基づいて測定し評価する必要があります.本セミナーでは,これら三者の関係をどのようにコントロールすれば,高機能化材料の創成に繋げられるのか,最新の測定法と応用事例を踏まえて,分かりやすく解説します.

    受講対象・レベル
    溶解度パラメータの活用法を考えておられる、初心者,初級・中級の技術者・研究者の方

    習得できる知識
    ・溶解度パラメータの基礎と測定法
    ・溶解度パラメータを用いた親和性の評価法
    ・溶解度パラメータの高機能化材料創成への活用例

    セミナー内容

    1.溶解度パラメータの基礎
     1.1 ヒルデブランドのSP値
      1.1.1 モル凝集エネルギーと蒸発熱
      1.1.2 混合エンタルピー変化とχパラメータ
      1.1.3 SP値と物性定数の関係
     1.2 ハンセンのHSP値
         1.2.1 分子間力の三成分(分散項, 極性項, 水素結合項)
      1.2.2 水素結合項の酸・塩基分割と交換エネルギー密度(EED)
      1.2.3 直交座標表示とハンセン球/ダブルハンセン球の利用法
      1.2.4 三角座標(テァーズ線図)表示および混合溶媒とてこの法則
     1.3 溶解度パラメータを用いた異種材料間の親和性評価法
      1.3.1 SP値差とχパラメータ
      1.3.2 HSP距離(ハンセン距離)と相対的エネルギー差
      1.3.3 ハンセン球間最短距離
      1.3.4 ハンセン球の重なり体積比

    2.化合物・粒子の溶解度パラメータの求め方
     2.1 化合物の原子団寄与法による計算
       2.1.1 フェドーズ法
       2.1.2 バンクレベレン・ホフテイザー法
       2.1.3 重回帰法
         ・ステファニス・パナイオトウ法
         ・マレロ・ガニ・エネクヴィスト法
       2.1.4 ソフトウェアY-MB法(HSPiP)とSoluVisionの利用
       2.1.5 数値計算の新しい流れ(COSMO-RS,AIの利用など)
     2.2 高分子・結晶の溶解性を利用する測定法
       2.2.1 溶解法(やや難溶性の高分子)
       2.2.2 膨潤法(共重合体や生体材料などの難溶性材料)
       2.2.3 固有粘度法(易溶性の高分子)
       2.2.4 拡張ハンセン法(やや易溶性の高分子・結晶)
     2.3 粒子表面のぬれ/分散性を利用する測定法
       2.3.1 凝集・沈殿法(界面沈降速度,分散濃度,フロック径)
       2.3.2 接触角法(液滴法,薄層浸透法)
       2.3.3 低磁場パルスNMR法
     2.4 粒子・高分子表面の吸着性を利用する測定法
       2.4.1 インバースガスクロマトグラフィー法
           
    3.溶解性の評価・制御による高機能化材料の創成例
      3.1 混合溶媒の相図と相分離性
       3.1.1 HSP距離による評価と制御例
        ・超臨界抽出における共溶剤の選択
        ・経皮吸収製剤の浸透促進法
       3.1.2 ハンセン球法による評価と制御例
        ・ペロブスカイトナノ粒子晶析法における溶媒選択
      3.2 高分子溶液における相図と相分離性
        3.2.1 SP差による評価と制御
         ・複合コアセルベーション法におけるマイクロカプセル調製
        3.2.2 相対的エネルギー差による評価と制御例
         ・酢酸セルロースエアロゲル調製における混合溶媒調製
        3.2.3 χパラメータによる評価と制御例
         ・3Dスキャーフィールド調製における混合溶媒調製
      3.3 高分子ブレンドにおける相図と相分離性
        3.3.1 SP値差による評価と制御例
         ・二層分離型塗装膜
        3.3.2 χパラメータによる評価と制御例
         ・メンブレンコンタクターにおける多孔質膜の開発
        3.2.3 ハンセン球の重なり体積比による評価と制御例
         ・高機能化ポリマー改質アスファルトの調製

    4.ぬれ/分散性の評価・制御による高機能化材料の創成例
      4.1 ナノ/微粒子分散液の分散安定化
       4.1.1 ナノ/微粒子分散液の調製工程
        ・HSP距離を用いたグラフェンの良溶媒選択
       4.1.2 高分子分散剤を用いた立体反発安定化
         ・立体反発作用に及ぼすχパラメータの影響
        ・高密度ポリマーブラシの調製
      4.2 高分子分散剤の選択指針
       4.2.1 χパラメータによる評価と制御例
         ・CdSドット用分散剤の溶解/伸張性と良溶媒選択
       4.2.2 ハンセン球間最短距離による評価と制御例
         ・ハンセン球を用いたタルクの最適分散剤の選択
         ・ダブルハンセン球を用いたカーボンブラックの分散剤選択
       4.2.3 交換エネルギー密度(EED)による評価と制御例
        ・難分散性有機顔料の分散剤選択
      4.3 キャピラリー分散液と二次流体の選択
        4.3.1 レオロジー特性と二次流体の選択指針
        4.3.2 HSP距離による評価と制御例
        ・水素発生複合電極の調製

    5.吸着/付着性の評価・制御による高機能化材料の創成例
       5.1 高分子コンポジットの種類と構造
       5.2 フィラーの付着/分散性の評価と制御
        5.2.1 SP値差による評価と制御例
          ・ゴム中における単層カーボンナノチューブの分散性
        5.2.2 HSP距離による評価と制御例
          ・コア/シェルナノ粒子によるエポキシ樹脂の靭性強化
        5.2.3 ハンセン球間最短距離による評価と制御例
          ・シリカ-ポリプロピレンコンポジット
          ・レジンコンクリートにおけるテァーズ線図の利用
        5.2.4 ハンセン球の重なり体積比による評価と制御例
          ・メソスケールLi電池用新規負極材料の開発

    まとめと品質評価

    質疑応答


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    セミナーコード:AD2511C7

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