……会場(対面)受講
★食品、医薬品、化成品、エネルギー等の多くの分野に活用されている発酵技術に関して、微生物の育種並びに維持管理の手法、発酵プロセス管理、スケールアップ時の注意点など、多くの経験談を交え解説!
講師
藤井技術士事務所 代表 藤井 幹夫 氏
講師紹介
■経歴
1983年 大阪大学大学院工学研究科博士後期課程修了
1983年 旭化成工業株式会社(開発課)
1991年 同(研究所)
1999年 日本たばこ産業株式会社食品事業部(R&D)
2008年 亀田製菓株式会社(研究所)
2017年 株式会社サンアクティス(技術部長)
2020年 藤井技術士事務所開設
■専門および得意な分野・研究
枯草菌、コリネ菌、乳酸菌、酵母の育種、アミノ酸発酵
機能性食品研究(糖、タンパク質、乳酸菌、生理活性物質)
特許管理、ISO9001、HACCP、各種技術調査
■本テーマ関連学協会での活動
日本農芸化学会会員
日本技術士会会員
同 生物工学部会会員
食品技術士センター理事
株式会社IBLC顧問
<その他関連セミナー>
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日時・会場・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年8月21日(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 4階第1特別講習室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料:
【会場受講】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
お申込みはこちらから
会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。
●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)
セミナーポイント
■講座のポイント
発酵とは微生物を利用して有益な物質を生産する技術であり、食品、医薬品、化成品、エネルギー等の多くの分野に活用されています。この技術の深化に必要な生物学的並びに工学的な知見として本セミナーでは、①発酵プロセスの成り立ち、②各種発酵プロセスと培養管理、③後処理と製品化、④優良微生物の選別・育種・維持管理、⑤スケールアップ、⑥各開発ステージにおけるプロセス開発の進め方について学んで頂きます。また、微生物の知的財産管理や盗難・流出に対する対策についても演者の経験談を含めて解りやすく説明します。
■受講後、習得できること
・発酵技術の重要ポイント理解
・微生物の育種並びに維持管理の手法
・発酵プロセス管理における注意点の把握
・スケールアップおよび各種プロセス開発の実践
■受講対象
・発酵に興味がある技術者・管理者
・発酵プロセス管理に課題を有する工場技術者
・発酵プロセスの導入や改善を担当する開発技術者
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・生物多様性条約
・カルタヘナ法
・特許法
■講演中のキーワード
有用微生物、育種、代謝工学、発酵プロセス、スケールアップ
セミナー内容
1.発酵プロセスの成り立ち
1-1.生体反応とエネルギー(解糖系、クエン酸回路、電子伝達系、ATP、光合成)
1-2.エネルギー源(糖、脂肪酸、蛋白質、光、その他)
1-3.窒素源(アンモニア、尿素、ペプトン、蛋白質)
1-4.その他の栄養素(ビタミン、ミネラル、エキス類、農産物残渣)
2.各種発酵プロセスと培養管理
2-1.発酵プロセスの例(アルコール、有機酸、アミノ酸、油脂、化成品、ガス発酵等)
2-2.培養管理の実態(培地殺菌、植菌量、菌体濃度、残糖、pH、DO、プロダクト類)
3.後処理工程と製品化
3-1.菌体回収または除菌(連続遠心分離、膜分離、網・篩)
3-2.抽出、濃縮および精製(細胞破砕、抽出、分画、濃縮、クロマト分離)
3-3.乾燥と製品化(噴霧乾燥、凍結乾燥、流動乾燥、ドラム乾燥等)
4.有用微生物の選別と育種
4-1.微生物の選別(スクリーニング、生物多様性条約、菌株保存施設)
4-2.優良株の育種(突然変異、交雑、遺伝子導入、代謝工学、カルタヘナ法)
4-3.有用微生物の維持管理(マスター/ワーキングセルバンク、植継ぎ管理)
4-4.特許管理(国内出願、国際出願、微生物の寄託、権利の維持)
4-5.自社株の特定と盗難・漏出対策(ゲノム解析とマルチローカス遺伝子)
5.スケールアップ
5-1.培養のスケール(フラスコ、ジャー、大型タンク)
5-2.溶存酸素の制御(通気量、撹拌速度、DO管理)
5-3.回分培養、流加培養、連続培養、反応速度論の概要
5-4.スケールアップにおける指標と注意点
5-5.スケールアップの実例
6.プロセス開発の進め方
6-1.テーマの選定
6-2.ラボレベルでの検討
6-3.パイロットスケールでの実証
6-4.プロセス設計と事業提案
6-5.設備導入、工場稼働
<終了後、質疑応答>
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