技術・研究開発セミナー・技術書籍なら情報機構

糸状菌(カビ)培養技術│2025セミナー│細胞表層機能を制御する新たな工業用液体培養技術の開発

糸状菌(カビ)の細胞表層機能を制御する新たな工業用液体培養技術の開発

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


○酵素や化成品の生産など、様々な産業で利用されている“糸状菌”の液体培養技術を詳解!
○糸状菌の培養技術の基礎から、糸状菌の細胞表層機能(菌糸接着因子、培養粘度上昇因子)と、それを制御・活用した菌糸分散麹菌の開発と酵素生産への応用まで。

講師

東北大学 大学院農学研究科 発酵微生物学寄附講座 教授 阿部 敬悦 氏


講師紹介

1981年 東北大学農学部農芸化学科卒業
1981年 キッコーマン株式会社入社 中央研究所 研究員
1991年 農学博士(東京大学)
1999年 東北大学大学院農学研究科 助教授、
2009年 東北大学大学院農学研究科 教授(2024年3月定年)
2019年 東北大学大学院農学研究科長・農学部長(2022年3月迄)
2019年 日本農芸化学会副会長(2021年4月迄)
2020年 JST 創発的研究支援事業パネルオフィサー(現在に至る)
2022年 東北大学総長特別補佐(グリーン未来創造機構担当)(現在に至る)
2023年 NEDO GI基金 「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進事業」社会実装委員会委員長(現在に至る)
2024年 東北大学大学院農学研究科 発酵微生物学寄附講座 教授(現在に至る)
2024年 東北大学 副理事(人事担当)

専門分野:応用微生物学

<その他関連セミナー>
化粧品・医薬部外品・食品 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年8月7日(木) 13:00-16:00 *途中、小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


お申込みはこちらから
オンライン受講/見逃視聴なし

オンライン受講/見逃視聴あり

配布資料・講師への質問など

●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
 (土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

オンラインセミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

  • PC/タブレット/スマートフォンなど、Zoomが使用できるデバイスをご用意ください。
  • インターネット 回線速度の目安(推奨) 下り:20Mbps以上
  • 開催が近くなりましたら、Zoom入室URL、配布資料、当日の流れなどをメールでご連絡いたします。開催前日(営業日)の12:00までにメールが届かない場合は必ず弊社までご一報ください。
  • ⇒よくある事例として「弊社ドメイン(johokiko.co.jp)のメールがスパム扱いとなっている」「メールアドレスのご記載ミス」などがございます。お申込み後にフォームへご記載いただいたメールアドレスへ自動返信メールを送信しますので、こちらのメールが受信できない場合、弊社からのZoom入室URLや配布資料のご案内メールもお届けすることができなくなってしまいます。予め受信できる設定にお願いいたします。
    ※メールアドレスの記載誤りについては、以下へご連絡お願いいたします。
    req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
  • 受講者側のVPN、セキュリティ設定、通信帯域などのネットワーク環境ならびに使用デバイスの不具合については弊社では対応いたしかねますので予めご了承ください。
  • Zoom使用に関する注意事項(クリックして展開)

  • 公式サイトから必ず事前のテストミーティングをお試しください。
  • 確認はこちら
    →Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomで音声が聞こえない、カメラ・マイクが使えないなどの事象が起きる可能性がございます。お手数ですが、これらのアプリは閉じた状態にてZoomにご参加ください。
    音声が聞こえない場合の対処例

  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
  • 参加方法はこちら
    →一部のブラウザは音声が聞こえないなどの不具合が起きる可能性があります。
    対応ブラウザをご確認の上、必ず事前のテストミーティング をお願いします。
    (iOSやAndroidOS ご利用の場合は、アプリインストールが必須となります)

    申込み時に(見逃し視聴あり)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。(クリックして展開)

  • 見逃し視聴ありでお申込みされた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

    ■はじめに:
     糸状菌は様々な環境に適応し,多様な代謝能を有することから,酵素や化成品などの生産に利用されている。液体培養法は,培養装置の汎用性,栄養や誘導基質の拡散が容易であることから糸状菌の培養でも用いられ,その生産スケールは数百kLにも及ぶ。糸状菌は培養条件に依存してペレット状からパルプ状まで様々な形態を示すが,この性質が発酵生産の不安定要因となっている。糸状菌の形態を完全に制御する手法は確立されておらず,発酵産業における課題となっていた。液体培養における糸状菌のペレット形成には細胞表層の因子が関与すると予想されるが,その要因については形態学的なアプローチがなされるにとどまっており,ペレット形成の要因は最近まで明らかになっていなかった。本セミナーでは演者らが明らかにした菌糸接着因子と,それらを活用した菌糸分散麹菌の開発と酵素生産への応用について解説する。

    ■受講対象者:
    ・糸状菌(カビ)の液体培養の工業化に取り組んでいるが、培養の均一さや安定性に課題があり困っている方
    ・糸状菌の培養を始めたばかりの方から、ある程度の研究開発や産業利用の経験のある方
    ・糸状菌で有用物質を生産したい方

    ■必要な予備知識:
    ・高校卒業レベルの化学・生物学の知識
    ・大学教養レベルの微生物学の基礎知識があると理解し易い

    ■本セミナーで習得できること:
    ・糸状菌(カビ)の培養技術に関する基礎知識
    ・糸状菌の培養技術に関する最新動向
    ・糸状菌の培養技術に関する現状での課題や展望
    など

    セミナー内容

    1.糸状菌(カビ)とは?

    2.糸状菌と有用物質生産

    3.糸状菌の培養法
     1)液体培養
     2)固体培養

    4.糸状菌の液体培養における課題

    5.液体培養における課題への対応事例

    6.糸状菌の細胞表層機能(菌糸接着因子、培養粘度上昇因子)
     1)表層界面活性タンパク質
     2)細胞壁多糖

    7.糸状菌の菌糸接着を制御する菌糸分散糸状菌の開発~麹菌の例

    8.菌糸分散糸状菌を用いる新規液体培養技術の開発
     1)菌糸分散型麹菌のバイオリアクターでの培養特性
     2)数値流体(CFD)解析を利用した菌糸分散麹菌の培養最適化
     3)オミックス解析を利用した菌糸分散型麹菌の培養特性解析

    9.まとめ

    <質疑応答>


    お申込みはこちらから
    オンライン受講/見逃視聴なし

    オンライン受講/見逃視聴あり
    ページトップへ