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★薬剤耐性菌などの感染症治療手段としてファージセラピーが注目を集めている中、ファージの基礎から最新の研究開発動向、産業応用の現状など、幅広いトピックを3時間で学びます!
講師
株式会社Arrowsmith 代表取締役
岐阜大学 大学院医学系研究科 ファージバイオロジクス研究講座
高等研究院 One Medicineトランスレーショナルリサーチセンター
客員准教授 博士(医学)
安藤 弘樹 氏
講師紹介
■経歴
2007年 大阪大学大学院 博士課程修了 博士(医学)
2007年 国立国際医療研究センター研究所 感染症制御研究部 研究員
2010年 同 上級研究員
2012年 マサチューセッツ工科大学 合成生物学センター 日本学術振興会海外特別研究員
2015年 同 上級研究員
2017年 岐阜大学 大学院医学系研究科 病原体制御学分野 助教
2020年 岐阜大学 大学院医学系研究科 ファージバイオロジクス研究講座 特任准教授
2020年 アステラス製薬株式会社 次世代ファージセラピー研究ユニット Principal Investigator
2024年 同 ユニット長
2025年4月より現職
■専門および得意な分野・研究
細菌学、分子遺伝学、合成生物学
■本テーマ関連学協会での活動
日本細菌学会 会員
ファージ研究会 会員
日本ファージセラピー研究会 会員・運営委員(2024年度研究集会 会長)
<その他関連セミナー>
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年8月25日(月) 13:00-16:00 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 40,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき29,700円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
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●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
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セミナーポイント
■講座のポイント
バクテリオファージ(ファージ)は細菌に感染する天敵ウイルスです。100年以上前に発見され、基礎研究・応用研究が活発に行われてきました。近年では薬剤耐性細菌感染症に対する治療法「ファージセラピー」への期待やヒト細菌叢(マイクロバイオーム、マイクロバイオータ)への関わりなどから、再び注目されています。本講演では、ファージがどのように発見され特徴付けられてきたのか、その歴史的背景説明から始め、現代生命科学におけるファージ生物学の貢献、そしてファージセラピーへの応用についてお話しさせていただきます。また、講師が取り組んできたファージ改変技術と生物学的封じ込め技術の開発、改変型ファージ・人工ファージの創出研究とその応用についてご紹介します。最後に、講師は本年2月に日本発・日本初のファージセラピーを事業とするスタートアップ「株式会社Arrowsmith」を設立しました。当社の取り組みについてもあわせてご紹介させていただきます。
■受講後、習得できること
・ファージに対する基礎知識
・ファージ発見の歴史から最新の研究開発動向
■受講対象
・ファージについて関心のある方
・その他、ファージ関連、細菌関連、当該アカデミア研究、企業研究、スタートアップについて関心のある方
■講演中のキーワード
ファージ、ファージセラピー(ファージ療法)、薬剤耐性(多剤耐性、AMR)、改変型ファージ、人工ファージ
セミナー内容
1.バクテリオファージとは?
1-1.用語の説明
1-2.典型的なファージの姿と電子顕微鏡写真
2.ファージ発見の物語
2-1.細菌を殺す「何か」の発見
2-2.「何か」はいかに「ファージ」となったのか
閑話.Sculptor銀河とファージ
3.ファージの基本構造と生活環
3-1.ファージの構造
3-2.ファージの生活環
3-2-1.ファージの増殖様式
3-2-2.溶菌ファージの生活環
3-2-3.溶原ファージの生活環
3-2-4.細菌への吸着
3-2-5.細菌へのゲノム注入
3-2-6.ファージと細菌の攻防
3-2-7.ファージのパッケージング
3-2-8.溶菌と子ファージの放出
閑話.ファージは現代生命科学の父?
4.古くて新しいファージセラピー
4-1.100年前のファージセラピー
4-2.ファージセラピーの衰退
4-3.ファージセラピー再び
4-3-1.ファージセラピーが必要とされる背景
4-3-2.抗菌薬と薬剤耐性
4-3-3.サイレントパンデミック
4-3-4.国家行動計画(National Action Plan)
4-4.ファージセラピーの2大症例
4-4-1.トム・パターソン症例 天然型ファージによるファージセラピー
4-4-2.イザベル・ホルダウェイ症例 改変型ファージによるファージセラピー
4-4-2-1.なぜ改変が必要なのか?
閑話.9.11とファージセラピー
5.講師のファージセラピー研究
5-1.ファージ改変技術の開発
5-2.改変型ファージ・人工ファージの創出
5-3.ファージの生物学的封じ込め法
5-3-1.イザベル・ホルダウェイ症例における懸念
5-3-2.次世代ファージセラピーの基盤技術
5-4.株式会社Arrowsmithの取り組み
5-4-1.会社概要
5-4-2.研究開発パイプライン
5-4-3.基本戦略
5-4-4.ARW001のご紹介
6.結語
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