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「静電気対策」セミナー2025│静電気安全の基礎,静電気対策,測定方法,事故事例の統計分析,物質物性データ

静電気安全の基礎とリスクアセスメント
【デモ機を用いた実演付】

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

会場(対面)受講……会場(対面)受講


●静電気ハザードの傾向,静電気RAを確実に実施するための手順,現場での実施例の順に,受講者がゆくゆくはこの静電気RA手法を活用できるようにわかりやすく解説します.

講師

東京電機大学 電気電子工学科 客員教授 大澤 敦 氏

※希望者は講師との名刺交換が可能です。

講師紹介

経歴・受賞歴など
大澤敦博士(工学)は,労働安全衛生総合研究所の統括研究員等を経て,現在,東京電機大学客員教授,静電気イノベーションズ代表でもあり,長年にわたり静電気安全の研究に従事し,そのエキスパートして活躍している.我が国の静電気安全対策のバイブルでもある静電気安全指針2007の執筆や静電気安全に関する国際規格IEC TC 31/101のエキスパートメンバーとして,それらの制定にも貢献している.豪州科学アカデミー科学技術賞によりCSIRO Industrial Physics 客員研究員として留学.静電気学会功績賞,静電気リスクアセスメント手法の開発で静電気学会技術賞等も受賞,静電気学会誌編集委員長,静電気学会理事(現任),静電気学会障災害研究員会委員長,静電気学会副会長(現任),静電気学会リスクアセスメント研究委員会委員長(現任),国際誌Safety ScienceのEditorial Board MemberおよびJournal of ElectrostaticsのEditorial Board Member, Associate Editor(現任)等を歴任し,現在も引き続き静電気の分野で活発に貢献している.法的義務になっているリスクアセスメントを静電気においても実施するための支援技術として開発した手法のさらなる普及にも努めている.255 publications (74 peer-reviewed), 138 presentations (29 invited), 2 patents, 6 awards, 45 company lectures/seminars -08/22/2025.

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日時・会場・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年12月12日(金) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第2講習室 →「セミナー会場へのアクセス」

●受講料:
【会場受講】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


お申込みはこちらから

会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。

●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。
●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)

セミナーポイント

■はじめに
 今日では,「安全」を保証するためにも科学的根拠に基づいてリスクを分析してから,適切な安全対策を実施するというリスクアセスメント(以下RA)の必要性がますます増加しています,こんなことから,我が国でもRA実施が労働安全衛生規則により義務となっています.静電気の基礎が欠如しているとRAの的確な実施が難しいので,そのような事業場の安全管理者を支援するために国際規格のISO/IEC Guide 51 の流れに沿った科学的・系統的・網羅的な静電気リスク分析手法を開発しています.本セミナーでは,静電気着火RAに必要な基礎も示して実施を支援するためのリスク分析手法を詳細に解説します.
 開発手法では,30個のチェック項目に沿ってそれに答えていけば,RAができるようにもしています.本手法を活用してもらうために,静電気安全の基礎,静電気対策,測定方法,事故事例の統計分析,物質物性データ等も含めて,的確に実施するためのガイドを包括的にまとめて提供しています.ガイドには,このチェック項目に沿ったRAシートも含まれています.今回は,RA実施に不可欠な静電気安全の基礎,50年間の静電気事故から得られた静電気ハザードの傾向,静電気RAを確実に実施するための手順,現場での実施例の順に,受講者がゆくゆくはこの静電気RA手法を活用できるようにわかりやすく解説します.

なお,対面実施に伴い,実演デモンストレーションを実施します。

■ご講演中のキーワード:
静電気,リスクアセスメント,帯電,静電誘導,静電気放電,着火,火災・爆発,静電気対策,事故再発防止,安全管理

■受講対象者:
可燃性物質を取り扱う企業,業者や現場の安全管理者

■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
ダウンロード
ガイド
https://www.researchgate.net/publication/320612230_Risk_assessment_of_electrostatic_ignitions
付録1 リスクアセスメントシート
https://www.researchgate.net/publication/355057629_ESRAsheetxlsx
付録2 リスクアセスメントシート例ー粉体の液体への投入
https://www.researchgate.net/publication/355077094_powderAdditionToLiquidxlsx

■本セミナーで習得できること:
静電気が原因とされる火災・爆発など事故を未然に防止するための知識が得られると期待される.
静電気安全の基礎,静電気リスクアセスメントの方法,静電気対策

セミナー内容

1.静電気安全の基礎―リスクアセスメントのために
静電気着火リスクを評価すること(静電気リスクアセスメント)を実施するために必要な静電気安全の基礎を解説します
1.1 リスクアセスメント
1.2 静電気現象の基礎(対面では,デモンストレーションも含む)
・帯電(電荷分離,電荷緩和)
・静電誘導
・静電気放電
・静電気着火
1.3 静電気災害リスク低減策ー静電気対策
・静電気対策
・静電気対策技術
・着火防止対策技術
・測定と安全管理
・静電気対策の5つの原則
1.4 静電気リスクアセスメント
・静電気着火リスクアセスメント
・ガイド
・静電気着火ハザードの同定
・静電気着火リスク分析の手順

2.静電気事故に学ぶ---50年間の事故からの教訓
得られた事故統計から静電気ハザードの起源(原因)と傾向を学びます
2.1 背景・目的
・静電気リスクアセスメントの現状
・リスクアセスメントへの応用→ハザード同定
2.2 事故のトレンド
・可燃性雰囲気
・帯電
・放電タイプ
・工程・作業
2.3 得られた新しい知識
・新知識のリスクアセスメントへの応用

3.静電気リスクアセスメント
開発した静電気リスクアセスメント手法を解説します
3.1 ガイド
3.2 静電気着火リスク分析手法
・工程・作業のレビュー
・可燃性雰囲気形成ハザードの同定
・帯電ハザード同定
・静電誘導ハザード同定
・静電気放電ハザードの同定
・静電気着火リスク見積・評価
3.3 リスク低減策―静電気対策

4.静電気リスクアセスメント実施例
静電気リスクアセスメント手法に沿って作業の静電気ハザードの同定し,静電気リスクを評価した例を紹介します
4.1 液体への粉体投入

5.静電気安全管理
5.1 安全とは
5.2 安全管理
 ・基準の準備
 ・安全点検
 ・測定管理
 ・安全教育・訓練
 ・安全は皆でつくる


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セミナーコード:AC2512D1

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