……会場(対面)受講
●魚類における消化や栄養利用などの生理学的な特徴に基づいてRASにおいて生産性を高めるための飼料と給餌方法を選択する際の考え方について説明します。
講師
国立研究開発法人 水産研究・教育機構 水産技術研究所 環境・応用部門 水産物応用開発部 主任研究員 安藤 忠 氏
講師紹介
■略歴:
2009年9月(独)水産総合研究センター北海道区水産研究所生産環境部資源増殖グループ長
2011年9月(独)水産総合研究センター本部研究開発コーディネーター
2013年4月(独)水産総合研究センター 西海区水産研究所 資源生産部 主幹研究員
2016年4月 組織名称変更 (国研)水産研究・教育機構西海区水産研究所
資源生産部主幹研究員
2023年4月北里大学海洋生命科学部客員教授併任
2025年4月(国研)水産研究・教育機構 水産技術研究所 環境・応用部門 水産物応用開発部 主任研究員
■専門および得意な分野・研究:
魚類生理学
■本テーマ関連学協会でのご活動:
日本動物学会
日本水産学会
<その他関連セミナー>
陸上養殖・養殖技術 一覧はこちら
日時・会場・受講料・お申込みフォーム
●日時:2026年2月26日(木) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第1講習室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料:
【会場受講】:1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
*5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
ご希望の方は、以下より別途お問い合わせ・お申込みください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
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会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。
●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)
●講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。また、申込者以外の受講・動画視聴は固くお断りいたします(代理受講ご希望の際は、開催前日までに弊社までご連絡お願いします)。
セミナーポイント
■はじめに
閉鎖循環式養殖システム(RAS)では飼料と給餌方法の選択が生産性に大きく影響します。本講座では魚類における消化や栄養利用などの生理学的な特徴に基づいてRASにおいて生産性を高めるための飼料と給餌方法を選択する際の考え方と昆虫飼料など新規の飼料の開発状況について説明します。
■ご講演中のキーワード:
閉鎖循環式養殖システム、飼料、給餌法、消化、タンパク質、飼料原料、昆虫飼料、陸上養殖の経済性、環境への配慮
■受講対象者:
閉鎖循環システムによる魚類養殖の課題について興味がある方、飼料に関する基本的な知識を身につけたい方、昆虫飼料に興味がある方、新規に魚類養殖に挑みたい方等
■必要な予備知識や事前に目を通しておくと理解が深まる文献、サイトなど:
安藤忠(2024)閉鎖循環濾過システムにおける養魚用飼料と給餌法の選択における留意点、陸上養殖の現在と未来 2024年2月、情報機構
安藤忠(2024)閉鎖循環ろ過システムによる魚類養殖に適する飼料と給餌方法とは?養殖ビジネス2024年8月号
安藤忠(2025)食品リサイクルにより生産された昆虫を使用したマダイ用配合飼料の開発. 養殖ビジネス2025年5月号
安藤忠(2025)飼料原料の善し悪しを高速で評価する新手法. アクアネット2025年7月号
■本セミナーで習得できること:
魚類における飼料の消化の基本
消化されやすいタンパク質とはどのようなものか?
アミノ酸バランスと量をどうやって決めるか?
魚類におけるアンモニア代謝の経路と排出経路の特徴
閉鎖循環濾過システムにおいてどのように給餌すべきか?
飼料の設計と製造の基本的知識
飼料原料毎の特徴
昆虫飼料など新規飼料の使い方
陸上養殖で利益を得る条件のイメージ
セミナー内容
1.魚類における飼料消化の基本
魚類の消化管の構造の特徴
分泌される消化酵素の種類と特徴
魚類はどこで飼料を消化するのか?
サーモン類で飼料転換効率が高い理由
2.飼料の成分について
タンパク質とアミノ酸
魚類におけるアンモニア代謝の経路と排出経路の特徴
脂質
糖質(炭水化物)
その他の栄養素
飼料への細菌添加による腸内細菌叢制御の可能性
3.飼料中のタンパク質について
タンパク質の消化性を高速で評価する最新の方法
消化されやすいタンパク質とはどのようなものか?
アミノ酸のバランス
給与タンパク質量
4.飼料の加工・成形について
養魚の胃内容積
飼料粉の混入
EP飼料とDP飼料
糞を固める飼料の効果
5.閉鎖循環濾過システムにおいてどのように給餌すべきか?
RASでの給餌量と給餌間隔の決定
6.RASで使用する機器と給餌の関係
自動給餌システムの運用について
飼料中脂質が及ぼす泡沫分離への影響
緑色光照射による魚類の成長促進効果
7.飼料の開発について
魚粉製造の方法と特徴
植物性原料の特徴
海産魚と淡水魚の違い
魚類用飼料の設計における基本的な考え方(何をどれだけ入れるべきか?)
飼料価格はどうやって決まる?
新規飼料について
昆虫飼料の効果と安全性
昆虫飼料の製造方法
昆虫飼料の将来
バクテリア飼料の開発状況について
微細藻類の使い方
8.最後に
企業の取り組みに必須とされる3つのポイント(循環経済、自然再興、脱炭素社会)について
RASで本当に儲かるのか?(批判的意見)
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セミナーコード:AC2602E5


