……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
・Direct Ocean Capture (DOC)とも呼ばれるCO2回収技術を学ぶ
・海水電解によるCO2ガス回収技術?
・そのメカニズム、固定に向けた海水電解電極の最適設計
講師
静岡大学 大学院総合科学技術研究科 電子物質科学コース 教授 博士(工学) 須田 聖一 氏
講師紹介
1990年 東京大学大学院工学科 修士課程修了 / 1990年 東京都立大学工学部 助手
1996年 東京大学より学位(博士(工学))取得 / 2001年 フランス CNRS-IRC客員研究員
2003年 一般財団法人ファインセラミックスセンター 主任研究員,主席研究員,グループ長
2012年~ 静岡大学 教授 その間,
2009年~2019年 FCO Power株式会社 取締役(Chief Scientist)(燃料電池スタック開発ベンチャー)
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2026年1月23日(金) 13:00-16:30 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
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セミナーポイント
●講師より
本セミナーでは、海水を利用して大気中のCO2を回収または固定化する技術について、海外での取り組みもあわせて紹介します。海水は様々なイオンを含む高濃度過飽和水溶液ですが、CO2に関してもいくつかの形態で溶解しています。この溶解したCO2の化学平衡を利用することで、海水に溶解したCO2を回収することができます。たとえば、海水のpHを酸性側にすると、CO2が気相に放出されるためそれを直接回収することができます。逆にアルカリ側にするとCO2がCaCO3として析出するため、固体として回収することができます。このようにして溶解したCO2を除いた海水は、CO2を大気から吸収してくれます(Direct Air Capture, DAC)。最近は、Direct Ocean Capture (DOC)とも呼ばれる海水を利用した本技術に関して、我々の取り組みから見えてきた可能性や課題もあわせてご紹介したいと思います。
●主な受講対象者は?
・CO2の吸着・固定化を目的とする新素材・材料の研究開発を検討している方
・海水を利用したCO2の分離回収や固定化に関する開発・材料開発または新規システム開発を担っている方
・「脱炭素」に向けた研究開発を推進している方 等
●本セミナーで得られる主な知識・情報・ノウハウ
・CO2の分離回収技術等に関するCCS(Carbon Capture and Storage)とCCU(Carbon Capture and Utilization)の従来的・一般的知見
・海水を用いた電気化学反応(電気分解を主として)の特徴
・海水を利用したCO2回収や固定化の動向
・海水電解によるCO2ガス回収技術
・海水電解によるCO2のCaCO3としての固定化技術
・海水電解によるCO2ガス及び固相回収の可能性と課題
セミナー内容
1.海洋を利用したCO2の回収・固定
1.1 海水中のカチオンの特異的な挙動
1.2 海水におけるプロトン濃度の制御
1.3 海水におけるCO2濃度と溶存形態
1.4 海水を用いた電気分解(海水電解)の特徴
2.海水電解によるCO2ガスの回収
2.1 CO2濃度変化の精密計測
2.2 海水の状態と放出CO2との関係
2.3 海水電解の条件と放出CO2との関係
2.4 DOCによるCO2ガス回収への期待と懸念される課題
3.海水電解によるCaCO3を媒体としたCO2の固定
3.1 CO2濃度変化の精密計測
3.2 固定化条件と持続性への懸念とその克服方法
3.3 固定に向けた海水電解電極の条件とその克服に向けた材料の最適設計
3.4 CO2排出削減効果の見通し
3.5 DOCによるCaCO3としてのCO2固定化への期待と懸念される課題
4.DOC技術における懸念点と技術課題
5.海洋を利用したCO2循環技術の省エネルギー・省コストの実現への期待
<質疑応答>
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セミナーコード:AD260105