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★世界的に進むプラスチックケミカルリサイクルの研究開発・設備投資の現状は?
EUにおける各種規制の影響や今後の需要・市場動向、有望な手法およびその課題や対策など、最新動向をふまえ解説します!
講師
(株)旭リサーチセンター シニアリサーチャ― 博士(工学) 府川 伊三郎 氏
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●日時:2025年11月20日(木) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
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・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
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セミナーポイント
なぜ、世界でプラスチックのケミカルリサイクルがこれほど注目され、集中的な研究開発と巨大な設備投資が進められているのか? 日本はどう対応すべきか、日本の開発と事業化状況は? 本命視される熱分解法、解重合法の課題と対策は何か? 世界の熱分解法技術の本命は?マスバランス方式の意味と認定は? EUの容器包装用や自動車用のプラスチック再生材含有量規制は日本企業にどんな影響を与えるか?欧州で始まった合成繊維のリサイクルの動きとは?
これらケミカルリサイクルに関する数々の疑問について、国内外の規制や技術・業界の動向もふまえ体系的に講義します。
○受講対象:
プラスチックリサイクルの事業企画や研究開発に関心のある、化学会社(樹脂製造、樹脂加工)、商社、大学や国の研究所に所属される、技術者、研究者、事業企画担当の方などに最適のセミナーです。
○受講後、習得できること:
リサイクル、特にケミカルリサイクルの基礎知識を取得できる(これにより、各種ニュースの意味、意義、位置づけを理解できる)。ケミカルリサイクルの種類とそれぞれの長所と短所、課題の把握。世界的に建設が進むケミカルリサイクルプラントの動向とその技術についての体系的知識。
セミナー内容
1.ケミカルリサイクルとは
1)リサイクルの目的と背景
a. 循環経済への移行加速・地球温暖化(排出CO2)削減対策、
b.欧州の規制動向と日本(企業)への影響
・EUの容器包装プラスチック規制(PPWR:2025年末発効)
・EUにおけるケミカルリサイクルの燃料除外マスバランス方式の立法化
・EUにおける自動車用プラスチックの再生材使用規制(ELV規制)の立法化
2)リサイクルの種類と特徴(長所と短所、課題)
a.メカニカルリサイクル(マテリアルリサイクル)、ケミカルリサイクル、溶媒ベース精製法、サーマルリサイクル、バイオマス由来プラスチックとの比較
b.PE、PP、PS、PET、特殊樹脂、エンプラ、熱硬化性樹脂、合成繊維のケミカルリサイクルとメカニカルリサイクル
3)ケミカルリサイクルの種類と名称
・解重合法・熱分解(油化)法、ガス化法、鉄鋼のコークス炉化学原料化法と高炉還元剤法
2.世界的なケミカルリサイクルの開発・投資の大競争とその理由
1)ケミカルリサイクルが注目される理由
2)世界の混合廃プラ(PE/PP/PS)の熱分解法ケミカルリサイクル工場とその新設計画
に関する最新情報、日本の事業化と開発の状況(CFP、三菱ケミカル、、出光興産ほか)
3.各種ケミカルリサイクルの概要と特徴(長所と短所、課題)
1)ケミカルリサイクルの歴史(年表)
・―世界的に優れた日本のケミカルリサイクル技術
2)各種ケミカルリサイクルの概要、特徴、課題、比較
3)メカニカル(マテリアル)再生材とケミカル再生材の販売実績(日本)
4.混合廃プラの熱分解法による熱分解油(ナフサ)の製造
1)各種プラスチックの熱分解挙動(無酸素条件下)
モノマーに規則的に分解(PS・PMMA)、ランダムに分解(PE・PP)、)熱分解に向い
ていないもの:好ましくない分解物(炭素他)を生成するもの(PVC((HCl、カーボ
ン)、PET(テレフタル酸、カーボン)、含酸素プラスチック)
2) 札幌プラスチックリサイクルの熱分解油プラント(経緯、技術、コスト試算)
3)熱分解法のプロセスフロー
4)熱分解法の技術課題と対策
a.混入する好ましくないPVCやPETなどの対策:予備熱分解か事前選別か
b.低いナフサ収率改善
c.チャーの生成
d.スケールアップが困難
5)世界の大手熱分解油メーカー(12社)の事業化と石油化学企業との提携状況
6) 日本の熱分解油メーカーの状況
7)米国特許検索調査結果による大手熱分解油メーカー10社の熱分解技術の詳細解明。
Plastic Energy(イギリス)の第一世代熱分解技術
ExxonMobil(米国)、OMV(オーストリア)の溶媒使用熱分解技術
Mura Technology(イギリス)の超臨界水を使った廃プラの分解技術
Pryme(オランダ)、BlueAlp(オランダ)の第二世代スケーラブルな技術
LyondellBasell(ドイツ)の触媒使用技術
米国のHoneywell、Alterra、New Hope Energyの固有技術
5.EU規制が世界標準になると予想される2030年に、必要となる熱分解法ケミカルリサイクルプラントの建設と設備能力の試算
6.PETボトルのメカニカルリサイクルとケミカルリサイクル
1)メカニカルリサイクルとケミカルリサイクルの比較
2)世界最先端の日本のメカニカルリサイクル技術の概要と特徴
3)ケミカルリサイクルの世界的開発状況と工業化
・日本のJEPLAN(事業化)、開発企業(6社)のプロセス、工業化の動向
7.ポリエステル繊維の繊維to繊維リサイクル
1)H&MやInditex(Zaraを傘下に持つ)などのアパレルメーカー主導で始まった欧州の繊維to繊維リサイクルの事業化
2)H&M/Syre(リサイクラー)、Inditex)/Ambercycle(リサイクラー)、Reju(リサイクラー:Dupont 技術)の事業化と帝人フロンテイア)の開発
3)繊維to繊維の将来:欧州法規制の動き、混紡のリサイクルをどう実現するか
8.ポリスチレンの解重合法ケミカルリサイクル
プロセス、技術開発メーカー(3社)とPSメーカー(日本2社、欧米4社)の提携状況
9.混合廃プラのガス化法による合成ガスの製造
1)昭和電工プラント、Enerkem プラント(停止)
2)合成ガス、メタノールリファイナリーの最近の動向
10.コークス炉化学原料化法
11.高炉還元剤法
12. 溶媒ベース精製法
・PP(PureCycle)とPS(Polystyvert)の工業化
13.ポリアミド6、ポリアミド66、ポリカーボネート、PBT、ポリアセタール、ポリウレタン、合成ゴムなどのケミカルリサイクル
おわりに 世界の趨勢と大きなビジネスチャンス
<質疑応答>
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セミナーコード:AG2511N1