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技術文書の書き方入門 セミナー:2026年1月23日オンライン講座

わかりやすい

技術文書の書き方入門:実習付

~基本スキルから生成AI利用の実践手法まで~

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講


★実験報告書や論文、各種提案書・仕様書その他様々な技術文書の具体例と添削事例をもとに、
 考え方から注意点、用語・言い回し等について、実習も交えわかりやすく学習できます。
★文献調査のための要約や翻訳機能等、生成AIを技術文書作成に利用する方法についても解説します。

講師

フルード工業(株) 執行役員 研究開発室長 鹿児島大学 非常勤講師 工学博士・技術士(機械)  小波 盛佳 氏

講師プロフィール(クリック・タップして展開ください)

 横浜国立大学大学院修了後,日曹エンジニアリング㈱で各種プラントの設計、物性解析、プロセス開発、プロジェクト推進の業務に携わり、新規事業を手がけて、社内外の多くの文書に関わる。定年退職時は技術開発研究所所長。講演・セミナー360件余(大学等を除く)。鹿児島大学客員教授、横浜国立大学・千葉大学・滋賀県立大学非常勤講師を歴任。現在、鹿児島大学非常勤講師、技術コンサルタント、日本創造学会倫理委員長。
 関連する実務経験:①月刊専門誌の編集委員36年間、②日本能率協会の技術士受験講座での添削指導 10年、③芝浦工業大学 技術士受験講座の文章講習10年、④日本技術士会千葉県支部技術者教育支援委員長、⑤砥粒加工学会セレンディピティ(ひらめき)専門委員、⑥技術誌への技術論文・記事の掲載(190点余)、技術士(機械部門)、工学博士

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日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2026年1月23日(金) 10:00-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講】:1名52,800円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき41,800円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

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・資料未達の場合などを除き、資料の再配布はご対応できかねますのでご了承ください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●本講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。
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    セミナーポイント

    ○講師の言葉:
     この講座では基本的な文章作成の考え方から技術者として必要な文書の作成方法まで、実例を挙げながら学習します。講師は技術者として、設計作業や業務連携、伝承技術集成、技術教育業務、新規事業開発を担当してきました。顧客向け、製作者向け、社内向け、そして業界向けの文書作成と添削指導を行ってきた経験に基づき、また、2022年に文化庁から建議された「公用文作成の考え方」の趣旨を織り込んで分かりやすく説明します。また、生成型AIを文書に利用する方法と注意点も加えます。
     本講では、まず文章書きの基本的なスキルと、日常的に文章力を強化する方法を述べます。それを踏まえて、打合せ議事録、トラブル報告書、実験報告書、各種提案書、宣伝資料、謝罪文など、仕事で用いられる内部文書に加え、論文、雑誌記事、取扱説明書、納入仕様書、購入仕様書など外部に提出する技術資料を念頭に置いて書き方のポイントを示します。
     講義は、豊富な添削事例を提示しながら、どうすればより良い文章を作成できるのかを受講者とともに考えながら進めていきます。また、文章作成、間違い探しなどの演習を適宜織り込むことで、より理解が深まる構成となっています。
     充実した付録資料を含むテキストは、参照しながら勉強していくための座右の書になります。

    ○受講対象:
     ・技術者・研究開発者・実務担当者
     ・文章力を向上させたい方
     ・技術文書を分りやすく正確に書きたい方

    ○受講後、習得できること:
     ・基本的な技術文章の作成スキル
     ・各種技術文書の実践的な作成技術(ポイントとコツ、まとめ方)
     ・演習による自身の文章力の確認と文書作成力向上方法の習得
     ・豊富な例文による間違い発見力・チェック力
     ・ChatGPTを含む生成AIの使い方と注意点

    セミナー内容


    1.文書作成の心構え
     技術文書は文学とは異なる / 気ままに書いたものは冗長である/ 読み手を特定してイメージする / 読み手の気持ちを考える/ 読み手に信頼感を与える /変化する日本語の作法に対応する

    2.技術文章の基本
     (1)基礎的事項
     (2)推論のよりどころ
        帰納法と演繹(えんえき)法 / 三段論法 / 弁証法(正反合) / 仮定と実証の繰り返し
     (3)文書の構造
        文章の構造化 / 定型的な項目立て
     (4)論述の進め方と順序
        結論の置き方 / 起承転結 / 序論・本論・結論 / 序破急/ 記述する流れの原則 / 重要性を基準にした順序 /詳細事項を付属書にする構成 / 業務文書の型式
     (5)結論の示し方
     (6)気の利いたひねり

    3.文の作成
     (1)正確さと厳密さ
        形容の程度を明確にする / 「〇〇など」、 「〇〇や〇〇」は多用しない / 接続語で前後関係を明確にする / 文を平易にする / 主語の明確さ / 主語と述語を近づける / 述語をまとめる / 「こそあど」言葉 / 専門用語、略語 / 文の分割 / 重ね言葉を避ける / 接続する語を重ねない /時制を明確にする / 体言止めは避ける / 「のである」という表現
     (2)文法上の誤り
       ・主語と述語を確実に整合させる / 修飾語とその対象を誤解させない / 倒置法と語順
     (3)他の方法による表現
       ・類語、反対語、対義語 / 二重否定 / 対偶表現
     (4)ものごとの並べ方
     (5)用語を解説する方法
     (6)敬語の使い方

    4.用字用語の使い方
     (1)使う言葉の選び方
        使えない話し言葉 / 文語的な用語 / 理由の「より」と「から」 / 「~的」「~性」「~化」 / 他人の言葉・表現 / 「ら抜き」、「さ入れ」、「れ足す」 、「い抜き」/ 専門用語の統一 / 差別(禁止)用語 / 低俗表現 / 方言で間違いやすい言葉 / 商品名と一般名 / 言葉の正確
        組み合わせ / オノマトペの利用
     (2)用字
        漢字力はどれほど必要か / 一般の用字用語の手引
     (3)時の表現の難しさ
        ときと時の違い / 「時点」(タイミングと「時の間」 / 時の相対性と絶対性
     (4)用字
     (5)送り仮名と仮名書き
     (6)単位の使い方と表記法
     (7)格助詞「の」の意味と使い方
     (8)ローマ字の表し方と入力方法

    5.文章作成の手順
     (1)実際の文章作成の流れ
        敬体(ですます / と常体(である / リード(概要)文 / WORDで構造化 / 文書の目的と価値
     (2)著述の流れ
        書くべき事項の列挙 / 文章の流れと見出し / 見出しの順序を並べ替え / 内容の書き進め / 順序とタイトルの修正 / さらに書き進め / 見出し、順序を随時並べ替え / 推敲
     (3)句点「。」と読点「、」の打ち方
     (4)文章の修正
        チェックリスト / 技術用語の同音異義語 / 記述し忘れている項目の探し方 / ソフトウェアの文書校正機能
     (5)最後の文チェック
        「、」で修正 / 「。」で修正 / 改行マークの検索 / 全体の読み返し法
     (6)文章以前の問題
        発想を新たにする / 多くの考え方を習得する

    6.技術文書作成の実践
     (1)技術関連の文書
        文書の種類 / 文書の保存/ 文書の変更手続き
     (2)打合せ議事録
        打合せ議事録の失敗 / 記録の主観性と客観性 / 記録で明確にしておくべきこと / 記録する方法と注意点 / 記録の表現例 / 承認、フォローと再配付 / 逐一記録(録音複製)
     (3)取扱説明書、操作基準書
        留意事項 / 操作基準書の重要な項目
     (4)トラブル報告書
     (5)調査報告書
     (6)実験報告書
     (7)学術論文・技術論文
     (8)稟議書
     (9)特許申請関連書類
        特許のアイデア提出書 / 特許明細書 / 特許共同申請契約書 / 稟議書
     (10)新規事業提案書
     (11)特許申請関連書類
     (12)納入(見積・受注)仕様書
     (13)購入(引合・発注)仕様書
     (14)機器仕様リスト
     (15)各種設計図の補足書
     (16)出張報告書

    7.ChatGPTなど生成AIの文書作成への利用
     (1)文書作成におけるChatGPT利用の特徴
     (2)文書作成のための基本機能
     (3)文書の作成手順
     (4)文献調査のための要約
     (5)想定問答と感想の提示
     (6)翻訳機能の利用
     (7)文書作成での問題点
     (8)技術文以外の用途の文書作成

    8.文章作成の勉強法
      今始めることと続けていくこと

    演習1 顧客への連絡文章の作成実習と模範文解説
    演習2 取り扱い説明書の作成実習と解説
    演習3、4 実際の添削例からの間違い探し演習と解説


      <質疑応答>


    付録資料<実用的と好評>
     1) 文のつながりを示す接続語句
     2) 技術系の用語・漢字と常用漢字
     3) 送り仮名の付け方
     4) 公用文における漢字使用等について
     5) 単位の表記方法
     6) ローマ字の表し方と入力方法
     7) 技術文書における読点(、)の打ち方
     8) 文章のチェックと校正
     9) 技術系用「異字同訓」の漢字の使い分け例
     11) オズボーンのチェックリスト
     10) 実験報告書・論文の書き方
     11) 定型実験レポートの作法
     12) 稟議書2例
     13) 採用された開発テーマの公的資金申請書(要約)例
     14) 平仮名書きと漢字書きの早見表
     15) 一般技術原稿の提出直前チェックリスト
     16) 文書作成に関する公的な資料(「公文書作成の考え方」から)
     17) 敬語の使い方
     18) 文書の内容を充実させる方法
     19) オズボーンのチェックリスト


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    セミナーコード:AG2601M5

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