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セミナーリポート|AI技術における国内外のAI特許と権利化戦略

【会場セミナーリポート 2024年10月9日開催】

AI技術における国内外のAI特許と権利化戦略

~生成AI技術を中心に特許権利化のポイントを解説~

講師・開催日時・場所

講師:河野特許事務所 所長/弁理士会・日本メディカルAI学会 河野 英仁 氏
開催日時:2024年10月9日(水) 10:30-16:30
会場:[東京・大井町]きゅりあん4階研修室

はじめに

 河野特許事務所は1976年に創立され、今年48周年を迎えます。顧客に密着した支援のため、また特許庁および知的財産高等裁判所に対する手続きの便宜性を確保するために、大阪、京都、東京の三都市に拠点を設けられています。
 今回、ご講演をいただきました河野氏と私がお仕事をさせていただくことになったのは昨年の8月になります。昨今、ChatGPT等をはじめとする生成AI技術の進化は目覚ましい中で、企業は自社製品やサービスにも生成AIを組んで提供することが増えてきました。
 そんな中で、「特許化するにはどうすれば?」という声が多く寄せられていました。そこで、以前より弊社で特許や知財に関するセミナー講演の豊富な河野氏に依頼をさせていただくことになりました。

セミナーについて

 従来型のAIと異なり、膨大なパラメータをもつ言語モデルを利用する生成AIの特性上、特許もどのような観点から出願するべきか?
 今回は、生成AIを中心に先進企業の具体的な特許とビジネス事例を交えていただきました。どのように進歩性をだせばよいのか、どのようにして強いAI特許を取得すればよいのかという点についてしっかりとお話いただきました。
 市場として重要となる米国、欧州、中国、韓国におけるAI特許取得上の注意点も解説いただいたのでご参加くださった皆様にも満足いただけたのではないかと思います。

以下、当日のご講演の様子並びにスライドの一部を抜粋してご紹介します!

※参加者からの質問に回答する河野氏と参加者の皆様

※弊社発刊書籍を会場にて展示いたしました(講師の河野氏もご執筆)。
AIビジネス戦略~効果的な知財戦略・新規事業の立て方・実用化への筋道~

※AI特許における特許化戦略について


※AI特許の進歩性を出すためにはどうするべき?


事例を基に説明することによって、非常にわかりやすく理解することができるなと思います。
加えて、その事例についての気になる点もあるので参加者の皆様も質問が出ていました。

セミナーを終えて

 今回のセミナーも無事に終了して企画担当としても一安心です。参加いただきました皆様もテキストなどにメモを取られたり、気になる点などは質問されていたりと良い雰囲気でした。
 弊社でも、オンラインセミナーの割合は多いですが今回のようなテーマのセミナーはもしかしたら対面で開催を希望される方が多いのかもしれません。理由としては、やはり質問のし易さや講師との名刺交換を兼ねての相談も直接出来る点が良いようです。

以下、当日受講いただいた皆様からの声を一部ご紹介させていただきます。

  • 非常に関心のあったモデル生成方法クレームが製法という解釈が合っているのかについて聞くことが出来て良かったです。
  • 業務への活用のために参加させていただきました。AI関連の特許権利化については非常に有益でした。
  • 生成AIに関する特許の書き方のお話は非常にタイムリーな内容で助かりました。情報収集の観点からも参加して良かったです。
  •  弊社では本セミナー以外にも、様々なセミナーの開催、書籍の発刊を多数行っており、皆さまからのお役に立てるようラインナップの拡充に努めております。

  • 生成AI:関連コンテンツの特設ページはこちら
  • 機械学習・AI全般:関連コンテンツの特設ページはこちら
  • 特許、知財、契約、法務:関連コンテンツの特設ページはこちら

  • 今後も講師の皆様から最新の情報を伺いつつ、皆様のご要望に応えられるセミナー・書籍の企画を行っていく所存です。
     何かございましたら、こちらのリクエストページまでまでどうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

    最後になりましたが、本セミナーの開催に向けてご尽力くださいました河野氏に厚く御礼申し上げます。

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