発刊・体裁・価格
発刊 2016年3月24日 定価 68,200円 (税込(消費税10%))
体裁 B5判 332ページ ISBN 978-4-86502-103-5 →詳細、申込方法はこちらを参照
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本書のポイント
将来的に巨大な産業となる事が確実視されている‘高機能・高付加価値植物’
「より高く野菜を売りたい」 「他社と差別化を図りたい」
そんなお悩みに、植物が秘める‘機能性’が活路を見出す!
●国内外市場の植物ビジネス全体像とトレンドを徹底解説
◇何を作るべきなのか。有望な栽培品目は?
・主な野菜の市場と期待される機能性成分
◇活躍のフィールドは?諸外国における市場動向、取引の実態
・東南アジアをはじめとする新興国ではどのようなニーズがあるのか
◇企業が踏まえておきたい話題
・機能性表示トラブル/特許問題/事業化の課題
◇機能性植物ビジネスの将来性及び事業化検討
・新たな野菜品質評価指標構築。品質の見える化による革新的生産技術体系
・食品関連業界必見の「ハラール」市場
・西洋ハーブとサプリメントに使用される植物
●機能性成分向上技術及び栽培手法
◇成分向上手法
・各植物中に含まれる成分の向上技術と研究内容
(アスコルビン酸/グリチルリチン酸/ポリフェノール/ビタミンB12 /ミネラル含有量制御
/高ケルセチン化/低カリウム化/GABA増量/植物生育における環境応答)
◇一般農作物への貯蔵、生育アプローチ
・LED光によるミカンの腐敗抑制
・近赤外光による野菜の鮮度保持
・不適切な照明運用が植物生育の阻害に
・加工による農産物の高付加価値化
◇栽培方法と事業化への取り組み
・各企業、大学における事業化を踏まえた下品目栽培の取り組み
(オタネニンジン/高ケルセチンたまねぎ/低カリウム野菜/高リコペントマト)
●各企業&大学の事業・研究事例から見る、機能性植物ビジネスの現状と可能性
(近畿大学/千葉大学/丸善製薬(株)/ポーラ化成(株)/サラヤ(株)
/(株)キーストーンテクノロジー/(株)大泉野菜工房/わくわくあぶくま夢ファーム/メビオール(株) )
◇医薬品への活用・・・医薬品、抗菌材、香料への利用開発/実用化への課題
◇薬味酒への活用・・・各生薬の特徴と利用方法/販路開拓/
◇化粧品への活用・・・オーガニックコスメ開発/植物の機能性と特徴
◇甘味料への活用・・・羅漢果の甘味特性/抽出物製造/用途拡大への課題と展望
◇異業種から植物工場事業への挑戦。事業化までの経緯から参入時の注意点まで
(栽培システム開発/販路開拓/六次産業化/低硝酸根レタス等の栽培)
◇高機能農産物の加工事業・・・一次加工技術/加工形態とその用途/設備概要とコスト
◇フィルム農法を用いた高機能化植物生産・・・高糖度トマト/生産工程/事業性
執筆者一覧(敬称略)
●小峰 正史(秋田県立大学)
●中西 準治(内閣官房・地域活性化統合事務局)
●有井 雅幸(東京デリカフーズ(株))
●足立 雅洋(アグリウェーブ(株))
●坂崎 文俊(大阪大谷大学)
●相原 礼路(相原特許商標事務所)
●伊藤 徳家(奥羽大学)
●澤井 祐典(農業・食品産業技術総合研究機構)
●芝野 真喜雄(大阪薬科大学)
●圖師 一文(宮崎大学)
●渡邊 文雄(鳥取大学)
●田野島 鐵也((株)ヴェルデ)
●岡本 大作(㈲植物育種研究所)
●小川 敦史(秋田県立大学)
●牧野 義雄(東京大学)
●山家 一哲(静岡県農林技術研究所)
●垣渕 和正((株)四国総合研究所)
●園山 芳充((株)アグリライト研究所)
●五十部 誠一郎(日本大学)
●斎藤 和興((株)セネコム)
●浅尾 俊樹(島根大学)
●名田 和義(三重大学)
●北山 隆(近畿大学)
●池上 文雄(千葉大学環境健康フィールド化学センター)
●冨樫 智(千葉大学環境健康フィールド化学センター)
●西村 文秀(丸善製薬(株))
●多田 明弘(ポーラ化成(株))
●村田 雄司(サラヤ(株))
●岡﨑 聖一((株)キーストーンテクノロジー)
●宮下 善雄((株)大泉野菜工房)
●佐藤 喬(わくわくあぶくま夢ファーム)
●森 有一(メビオール(株))
●佐藤 仰喜((株)フィードイノベーション)
●安川 憲(日本大学)
目次
<第1部 機能性植物の概要及び取り巻く現状>
第1章 機能性植物とは
第1節 機能性植物総説
第2節 機能性薬用植物の概要
第3節 機能性野菜の概要
第2章 何故いま機能性植物なのか
第1節 薬用植物を始める前に~踏まえておくべきビジネス事情
1.薬用植物(生薬)の流通
2.薬用植物の何をどこで栽培するか
2.1 薬用植物の販売
2.2 生薬問屋と生薬メーカー
3.薬用植物栽培の実際
3.1 薬用植物の収穫
4.薬用植物の加工調整
5.薬用植物の品質評価
第2節 薬用植物の栽培状況
第3節 国産野菜の生産状況とマーケット・ニーズ動向
1.野菜の生産とマーケット概況
2.主な野菜品目別の生産状況
2.1 だいこん
2.2 レタス
2.3 トマト
2.4 キャベツ
2.5 ネギ
2.6 ほうれん草
2.7 にんじん
2.8 たまねぎ
2.9 ピーマン
2.10 なす
2.11 白菜
3.野菜に対する消費者/実需者のニーズ
第4節 諸外国においての植物工場の市場動向、および米国にて注目される
高機能・高付加価値植物“医療用カンナビス”の可能性
1.植物工場の位置付け、および需要と供給
1.1 欧米諸国において
1.2 中国において
1.3 韓国、台湾において
1.4 東南アジア諸国において
2.米国においての高機能・高付加価値植物“医療用カンナビス”の現状
2.1 医療用カンナビス事情
2.1.1 カンナビスの歴史
2.1.2 医療用カンナビス世界地図
2.1.3 カンナビスの効能・適応疾患
2.2 医療用カンナビスの米国各州の法規制
2.3 医療用カンナビスビジネスの現状
2.3.1 米国カンナビス産業の成長状況
2.3.2 カンナビス産業への参入企業例
第5節 機能性表示制度改正
1.医薬品医療機器等法における薬効表示の規定
2.機能性表示食品と既存の健康食品制度
2.1 機能性表示食品と栄養機能食品
2.2 機能性表示食品と特定保健用食品
2.3 機能性表示食品と特別用途食品
3.機能性表示食品の手続きの流れ
4.機能性表示食品の申請状況
4.1 不備例、不受理例
4.2 具体的表示例・表現
4.2.1 可能な疾病リスク低減表示
5.制度改正に伴う食品市場拡大予測
第3章 関連企業が踏まえておきたいトピックス
第1節 機能性表示制度によるトラブル
1.誇大広告
2.虚偽表示
2.1 医薬品混入の例
2.2 異なる食品成分混入の例
2.3 副作用を隠匿する例
2.4 分かりやすい表現・婉曲な表現が結果的に虚偽となる例
2.4.1 分かりやすい表現が結果的に虚偽となる例
2.4.2 婉曲な表現が結果的に虚偽となる例
3.企業側の義務(情報開示)
4.機能性表示食品届出撤回の可能性
第2節 機能性食品に関わる特許戦略
1.機能性食品に関わる知財戦略の動向~知財実務/機能性食品の特許例/裁判判例・動向予測~
1.1 機能性食品に関する特許の現状
1.2 従前の運用における機能性食品の特許例
1.3 機能性食品の有効性および裁判判例
1.4 特許争い動向予測
2.機能性植物、農産物に関わる知財制度
2.1 機能性植物の種苗法による保護
2.2 生物多様性条約に関連した特許出願時に遺伝資源出所開示
2.3 機能性植物のブランドによる保護
3.企業が対応すべき取り組み~ノウハウ/栽培・製造技術保護/他社特許に抵触しないための対策~
3.1 どのような保護を選択するか
3.2 他社特許に抵触しないための対策
第3節 国内における薬用植物事業化の課題
1.薬価
2.生薬認定
2.1 農薬
2.2 日本薬局方
2.3 残留放射能
3.生薬の国際規格
4.遺伝資源国際条約
5.生薬のコストアップ
<第2部 機能性成分向上技術・栽培技術の最新事例>
第4章 機能性成分向上手法
第1節 スプラウトのビタミンC含量向上
1.ビタミンCの多いスプラウト素材
2.スプラウトのビタミンC含量向上手法
3.スプラウトのビタミンC含量に及ぼす光と温度の影響
第2節 カンゾウ苗のグリチルリチン酸含量変化
1.生薬・甘草の基原植物について
2.グリチルリチン酸の薬理作用と副作用
3.筒栽培法
3.1 筒の材質
3.2 筒中の培土
3.3 筒床の培土
3.4 筒栽培の利点
3.5 筒栽培の欠点
3.6 その他の栽培法について
4.グリチルリチン酸含量の変化
4.1 栽培年数とGL含量
4.2 苗の違いによるGL含量のバラツキ
4.3 実生苗とストロン苗によるGL含量の違い
5.栽培年と収量
6.カンゾウの開花と結実
7.グラブリジンについて
8.今後の展開と成長性
第3節 塩ストレスによるトマト内ポリフェノール向上
1.トマトのポリフェノール
2.トマトとストレス付与栽培
3.塩ストレスによるトマトのポリフェノール向上手法
3.1 研究背景
3.2 実験方法
3.3 ポリフェノール含量および食味成分の変化
4.今後の課題
第4節 植物へのビタミンB12強化法
1.ビタミンB12の特徴
2.野菜など植物へのビタミンB12の強化法
2.1 有機肥料
2.2 水耕栽培
3.植物工場施設による栽培
第5節 土壌によるミネラル含有量制御
1.弊社における「機能性野菜」栽培
2.「低硝酸葉物野菜」
3.スプラウト野菜栽培
4.「ミネラル成分」のコントロール
5.「ミネラル成分」の増強に向けて
第6節 タマネギの高ケルセチン化手法
1.タマネギのケルセチン
2.遺伝資源の探索
3.タマネギに含まれるケルセチンの分析方法
4.簡易分析法の開発
5.交配育種によりタマネギのケルセチン含量を高める方法
6.貯蔵によるケルセチンの安定性の確認
7.加工、調理によるケルセチンの安定性の確認
第7節 葉菜及び果菜での低カリウム含有量化
1.研究背景
2.葉菜での低カリウム含有量化
3.果菜での低カリウム含有量化
4.低カリウム含有量野菜の実用化における現状と課題
5.低カリウム含有量野菜摂取による人体やQOLへの影響
第8節 包装貯蔵によるトマト果実中GABAの増強
1.青果物内のGABA含量
2.トマトでのGABA増強とメカニズム
第9節 植物生育における環境応答
1.概要
2.光環境に対する植物の応答
3.温度環境に対する植物の応答
4.水環境に対する植物の応答
第5章 一般農作物への最新技術アプローチ(貯蔵・生育)
第1節 青色LED光照射による収穫後ウンシュウミカンの腐敗抑制
1.研究背景
2.青色LED光による果実腐敗抑制試験条件
2.1 青色LED光が青かび病菌の生育に及ぼす影響(シャーレ試験)
2.2 青色LED光照射が青かび病菌接種果実の腐敗程度に及ぼす影響
2.3 青色LED光照射がミカンの果実品質に及ぼす影響
3.試験結果
3.1 青色LED光が青かび病菌の生育に及ぼす影響
3.2 青かび病菌接種後の青色LED光照射がミカン果実の腐敗程度に及ぼす影響
3.3 青色LED光照射がミカン(青島温州)の果実品質に及ぼす影響
4.課題と展望
第2節 鮮度保持技術を活用したカット野菜事業の展開
1.近赤外光照射による鮮度保持技術について
1.1 近赤外光照射による蒸散抑制
1.2 「iRフレッシュ」の効果
1.3 「iRフレッシュ」の特長
1.4 照射装置の開発
2.iRフレッシャーを活用した事業展開
第3節 光害による生育への影響
1.農作物への光の害という問題
2.農作物への光害メカニズムと開発の阻止技術
2.1 光害メカニズム
2.2 夜間照明のよる光害がおこらない照明技術の開発
3.植物工場への光害対策の考え方
第4節 機能性農産物(植物)加工技術 ~加工による高付加価値化
1.農産物中の機能性成分に注目した加工技術(考え方)
2.栽培ステージの機能性成分の変動の利用 (摘果からの加工)
3.機能性成分の消長に関わる加工操作
4.加熱処理等での機能性活性の向上
5.未利用部位の機能性成分の利用
第6章 品目別の栽培方法
第1節 オタネニンジンの閉鎖型人工光栽培
1.日本におけるオタネニンジンの栽培現状
2.露地栽培
2.1 種の催芽処理と発芽
2.2 栽培年数
3.オタネニンジンの閉鎖型人工光栽培
3.1 環境制御型ミスト栽培実証試験
3.2 ミスト栽培装置
3.3 実証栽培試験経過
3.4 生薬・サプリメントとしての可能性
3.5 ビジネス展開と課題
第2節 高ケルセチンタマネギ栽培及び事業化への取り組み
1.高ケルセチンタマネギ種子の安定供給
2.栽培におけるケルセチン含量の安定化
3.高ケルセチンタマネギを活用した地域ブランド化
4.北海道栗山町における高ケルセチンタマネギ「さらさらレッド」
5.高ケルセチンタマネギを原料とする食品の開発
6.知的財産の保護
第3節 低カリウムイチゴ生産の試み
1.低カリウムイチゴに適した品種選定
2.培養液中硝酸カリウム濃度調節による低カリウムイチゴの人工光下での生産
3.開花開始後の硝酸カルシウム添加による低カリウムイチゴ生産の試み
第4節 トマトの高リコペン高糖度栽培の取り組み―高糖度栽培から高機能化栽培へ―
1.水ストレス・浸透圧ストレスによるトマトの高糖度栽培について
2.トマトの高リコペン化
2.1 高機能成分としてのリコペン
2.2 高リコペントマト品種について
3.カリウム高濃度施与による高リコペン高糖度トマト栽培技術の開発
3.1 カリウム高濃度施与によるリコペン含量向上に関するモデル試験
3.2 カリウム高濃度施与による高リコペン高糖度トマト栽培技術の実証試験
4.カリウム高濃度施与による高リコペン高糖度トマト栽培技術の実用化のために
<第3部 機能性植物のビジネス現状把握>
第7章 各企業の取り組み実例から応用展開
第1節 医薬品への活用
第1項 植物高含有天然物を用いた医薬品・機能性分子開発の取り組み
1.利用されている植物素材の例
2.新たな植物高含有天然物の利用
2.1 植物高含有天然物の選択
2.2 ハナショウガとゼルンボン
2.3 ゼルンボンの反応開発
2.3.1 縮環反応
2.3.2 環開裂反応
2.3.3 分子内渡環反応
2.3.4 環拡大反応
2.3.5 不斉の導入
3.用途開発への展開
3.1 医薬品や機能性材料の開発に向けて
3.1.1 医薬品開発を指向した誘導化検討
3.1.2 抗菌剤
3.1.3 香料の開発に向けて
4.実用化への課題と今後の展望
第2節 薬味酒「金山来福酒」の開発
1.医薬農連携の研究から薬味酒の開発
2.金山来福酒の配合生薬と処方
2.1 処方生薬1.コウバクニクジュヨウ(肉?蓉)
2.2 処方生薬2.タイソウ(大棗)
2.3 処方生薬3.チンピ(陳皮)
2.4 処方生薬4.ハチミツ(蜂蜜)
3.濱田酒造と金山蔵との出会いから販売へ
第3節 化粧品への活用
第1項 有機JAS認証植物の化粧品への応用
1.ナチュラル・オーガニックコスメについて
2.オーガニックシリーズの開発
3.オーガニックシリーズの機能性について
3.1 オーガニック<ハイビスカス>
3.1.1 TJ構成タンパク質産生促進作用
3.1.2 紫外線誘導による情報伝達物質発現上昇抑制作用
3.2 オーガニック<フェンネル>について
3.2.1 セリンパルミトイルトランスフェラーゼ mRNA発現促進作用
3.2.2 アクアポリン3(AQP3)mRNA発現促進作用
3.3 オーガニック<マリーゴールド>について
3.3.1 ヒアルロン酸産生促進作用
3.3.2 エラスチン産生促進作用
第2項 抗糖化有用植物の開発及び化粧品への活用
1.抗糖化へのアプローチ
2.YACエキスの開発事例
3.レンゲソウエキスの開発事例
4.考察
第4節 羅漢果の甘味料への活用
1.研究背景
2.羅漢果の歴史および栽培
3.羅漢果の甘味成分と甘味特性
4.羅漢果抽出物の製造と規格基準
5.羅漢果の薬理作用と代謝
6.今後の展望
第5節 (株)キーストーンテクノロジーの6次産業化
1.フードマイレージと都市型植物工場の親和性
2.持続可能な事業としての植物工場に求められる視座
3.独自開発LEDを用いた実用的栽培システムの開発
4.植物工場用栽培ユニット「AGRI Oh!(アグリ王)」
5.導入事例
5.1 異業種参入・遊休資産有効活用事例
5.2 農福連携事例
5.3 外食産業内製化事例
6.高収益植物工場事業に求められる生産
7.マーケティング・ブランディング戦略立案の勘所
第6節 植物工場事業参入及び低硝酸根野菜栽培
1.植物工場参入のきっかけと設備導入までの経緯
2.植物工場設備概要
3.大泉野菜工房の研究成果
3.1 低カリウム・高マグネシウムレタス・低硝酸根レタス
3.2 波動の高いレタス
4.これからの取り組み
第7節 機能性野菜の加工事業
1.取り組みへの背景
2.加工可能な農産物
3.乾燥粉末加工概略設備費
4.加工形態とその理由
5.加工技術
6.加工法課題と展望
7.参入検討者へのアドバイス
第8節 高機能化野菜の生産技術の開発
1.メビオール(株)の戦略
2.フィルム農法(アメイック)の原理
3.フィルム農法システム
4.フィルム農法による高糖度トマト生産の現状
4.1 生産工程
4.2 生産規模
4.3 品質
4.4 事業性
4.5 トマト以外の生産物
5.フィルム農法の今後の展開
5.1 被災地への展開
5.2 海外展開
5.3 果菜類から果樹類へ
第8章 <活躍のフィールドは?>将来展望及び事業化の可能性検討
第1節 国産野菜の需給・消費拡大を目指した新たなバリューチェーンの構築
1.新たな機能性表示食品制度について
1.1 食品の新たな機能性表示制度に関する報告書
1.2 食品の新たな機能性表示制度に係る食品表示基準
1.3 機能性を持つ農林水産物・食品開発プロジェクト
2.主な野菜品目で期待される機能性
2.1 トマトの機能性 ~肌の健康やコレステロールが気になる方に~
2.2 たまねぎの機能性 ~血管の健康やコレステロールが気になる方に~
2.3 ほうれん草の機能性 ~目の健康に気になる方に~
2.4 だいこんの機能性 ~消化管の健康が気になる方に~
3.新たな価値創造を目指した野菜品質評価指標 ~デリカスコア~
4.攻めの農林水産業への挑戦
5.青果物に機能性表示食品が初めて登場
5.1 機能性みかん
5.2 消費者庁に届け出された資料概要
第2節 ハラール認証
1.ハラール認証概要
1.1 シャリーア法とイスラム
1.2 タクワーと信仰体現としてのハラール基準
1.3 ハラール認証の成立
1.4 ハラール認証制度の制度化と課題
2.何故今注目されているのか(ハラール市場の成長性)
3.弊社認証取得事例(あきたこまち)
4.イスラム諸国への企業進出可能性
4.1 マレーシア
4.2 インドネシア
4.3 中東UAE(ドバイ)
4.4 国内インバウンド市場
第3節 西洋ハーブの医薬品・サプリメント利用
1.赤ブドウの葉の抽出エキス
2.チェストベリー(プレフェミン)
3.エキナセア
4.セント・ジョーンズ・ワート
5.ノコギリヤシ
6.イチョウ葉
7.ブラックコホシュ
8.紅麹菌
9.桑の葉・白橿蚕
10.大豆
11.亜麻仁油
12.エゴマ油