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塗料・塗装と塗膜欠陥 セミナー:2025年5月23日東京開催講座。各種トラブルの原因・メカニズムやその対策、品質試験・分析法まで。

塗料・塗装工程(塗膜系)の

基礎と塗膜欠陥の現象評価と対策

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

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★塗膜の品質向上に向けたポイントを、塗料・塗装工程および塗膜の基礎的な知識から網羅的に俯瞰!
★各種欠陥現象の原因・メカニズムやその対策、品質試験・分析法まで!

講師

(株)クボタ 研究開発本部 マテリアル・キャスティングセンター 担当部長 赤堀 雅彦 氏
※希望者は講師との名刺交換が可能です


講師紹介

*講師ご略歴:
 樹脂メーカーで、樹脂合成(溶剤系、エマルション系)と接着剤の開発に従事後、塗料メーカーで塗膜フィルムの開発、耐候性技術、分析評価技術に従事。その後、ユーザーの立場(クボタ)から、耐候性と外観品質向上の観点から製品(塗膜)評価、塗装ライン対応などの分野に関わり、現在に至る。

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日時・会場・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年5月23日(金) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。

●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第3講習室 →「セミナー会場へのアクセス」

●受講料:
【会場受講】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


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会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。

●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。
●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)

セミナーポイント

 塗料業界に新しく参入される方だけではなく、関連業界で活躍されている方々にも、塗料・塗装・塗膜に関する基礎的な知識、塗装系における各塗料の特徴や塗装工程を全般に渡って俯瞰します。どこにポイントをおいて塗装を行い、外観品質向上を目指した製品(塗膜)化を考えるとともに、品質管理や塗膜欠陥の原因やメカニズム、対策を概説します。

○受講対象:
 ・現在、またはこれから塗料・塗膜・塗装分野に関わりがある方(初級~中級)
 ・基材の表面処理(脱脂、化成処理)から、電着塗装と上塗り塗装(水性、溶剤系、粉体塗装)までの流れ(塗装系)について、基礎から学びたい方
 ・塗膜欠陥(たれ、はじき、異物)の原因(発生メカニズム)と対策を学びたい方

○受講後、習得できること:
 塗料と塗膜と塗装に関する基礎知識。
 本講座では、塗膜構成である塗装系から各塗膜や塗装を考えます。
 塗膜性能を評価し外観品質への展開、塗膜(製品)の欠陥評価について、正しく理解することを目指します。
 (皆様からのお困りことがございましたら、事前事後にご相談頂くことも可能です)。

セミナー内容


Ⅰ.塗装系から「塗料・塗装・塗膜」を考える

1.塗料・塗装工程の基礎:
 1.1 序章:塗料の歴史「なぜ、塗るのだろう?」
 1.2 塗料の3つの役割(外観、保護、機能)
 1.3 塗料、塗装の基礎用語
 1.4 塗料の構成成分、塗料の種類
 1.5 塗料成分(樹脂、顔料、溶剤、添加剤)とその役割
 1.6 塗装工程とその目的
 1.7 塗装方法、塗装系の考え方

2.表面処理工程とその目的・必要性:
 2.1 ショットブラスト工程
 2.2 脱脂工程(酸洗とアルカリ洗の違い)
 2.3 表面調整工程(リン酸亜鉛化成のみ)
 2.4 化成処理工程(リン酸鉄、リン酸亜鉛、酸化ジルコニウム)
 2.5 表面処理の不具合事例

3.電着塗料の塗装工程(含:プライマー処理(下塗):
 3.1 電着塗料の基礎、プライマー塗料と使い分け
 3.2 電着水層の管理
 3.3 電着塗装の特徴、つきまわり性(プライマーとの比較)

4.溶液系塗料の塗装工程:
 4.1 溶剤系塗料vs水性塗料 その特徴(メリットとデメリット)
 4.2 スプレーガンの特徴とスプレー塗装の注意点
 4.3 乾燥温度と塗着率(膜厚)
 4.3 メタリック塗装、パール塗装、クリヤ塗装の特徴

5.粉体塗料の塗装工程
 5.1 粉体塗料の現状
 5.2 粉体塗料の特徴
 5.3 種々の硬化プロセス
 5.4 粉体塗装の課題

Ⅱ.品質管理と塗膜の欠陥対策を考える

1.塗料、塗膜の品質試験法
 1.1 分析化学の基本、進め方
 1.2 各種試験方法(JIS規格を中心に)
 1.3 外観品質管理:測色と光沢測定

2.塗装・塗膜欠陥に関して
 2.1 欠陥現象・用語の確認
 2.2 欠陥現象①:「ぶつ」、「つぶ」と「異物」
 2.3 欠陥現象②:「わき(+ピンホール)」、「膨れ」「たれ」
 2.4 欠陥現象③:「はじき/へこみ」、「クラック(割れ)」 その他不良欠陥
 2.5 欠陥発生のメカニズムと対策
 2.6 不良欠陥の分析(実例)

  <質疑応答>


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