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陸上養殖技術(バナメイエビ) セミナー:2025年5月26日東京開催講座。エビ養殖産業や陸上養殖の現状をふまえ、ビジネス展開の要点を解説

陸上養殖技術(バナメイエビ)の

現状と要素技術・事業展開

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★バナメイエビ陸上養殖における装置技術・水質条件や健康管理などの具体例を中心に、
 エビ養殖産業や陸上養殖の現状・今後もふまえ、ビジネス展開の要点を解説します!

講師

陸上養殖勉強会 幹事 野原 節雄 氏
※希望者は講師との名刺交換が可能です


講師紹介

*ご略歴:
 大手建設会社設計部を経て、長年陸上養殖に関する開発に従事。
 現在静岡県で、バナメイの生産事業アドバイザー、他、大規模陸上養殖に関するアドバイザー、種苗生産に関する研究に従事

*ご専門および得意な分野・研究:
 陸上養殖、水質管理、エビ、サーモン、システム開発、育成支援、種苗生産、
 陸上養殖コンサルタント、
 2009年産学官連携功労者・農林水産大臣賞受賞
 令和元年水産学会論文賞受賞

*本テーマ関連のご活動:
 陸上養殖勉強会・幹事
 (一社)完全閉鎖循環式陸上養殖推進協議会・技術部会委員長

<その他関連セミナー>
陸上養殖・養殖技術 一覧はこちら


日時・会場・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年5月26日(月) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。

●会場:[東京・大井町]きゅりあん 5階第4講習室 →「セミナー会場へのアクセス」

●受講料:
【会場受講】:1名46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。

●録音・録画行為は固くお断りいたします。

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


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会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。

●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。
●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)

セミナーポイント

 陸上養殖はここ数年企業の新規事業として注目を集めている。しかし、生物の生産は工業製品のようにオートメーションで生産できるものではない。生物的特徴、栄養学、病気の問題、水質管理など多岐な要素が複雑に組み合わされる。
 本セミナーでは、世界および日本のエビ養殖産業の現状について触れた後、バナメイエビの陸上養殖における実際例をもとに各々の要素を説明しながら、その関連性と注目すべきデータについて解説する。
 また、今後の陸上養殖事業を進める上での要点について、国内外の実例も交え言及する。
 それにより勘に頼る養殖ではなく、データで管理できる養殖業を目指す一助になれば幸いである。

○受講対象:
 ・新規事業として陸上養殖を検討している企業
 ・水産資材や水処理装置など、関連メーカーの方
 ・食品バイヤーなど、今後食材を購入する企業
 ・既存の養殖業で問題を抱えている企業

○受講後、習得できること:
 ・陸上養殖の現状
 ・バナメイ陸上養殖の基礎知識
 ・養殖技術の現状や問題点・注意点
 ・病気や健康管理に関する対処方法

セミナー内容


(第1部:屋内型エビ生産システム開発の背景及び狙い)

1.屋内型エビ生産システム開発の背景及び狙い
  ・なぜ陸上養殖が注目されているのか
  ・水産養殖はどうして必要なのか
  ・世界の大規模エビ養殖産業の現状

(第2部:バナメイ陸上養殖の要素技術)

2.海産エビ・バナメイの特徴
  ・エビの解剖学、脱皮について
  ・エビの生活史
  ・エビの生殖機構
  ・エビは病気になりやすい
  ・世界のエビ生産量

3.バナメイエビの特徴
  ・エビ養殖がなぜ批判されるのか
  ・なぜエビ養殖を選択したのか

4.生研センター委託研究による「バナメイエビ生産技術のシステム化」
 4-1 バナメイエビの生物学的解明
  ・淡水化育成のための浸透圧調整、脱皮機構の解明
  ・異なった塩分濃度と硬度の比較
  ・甲殻類の抑制的な成熟制御
  ・成熟制御方式の進捗
 4-2 バナメイ陸上養殖システム(ISPS)
  ・高密度養殖プラントの設計、開発
  ・実証プラントの概要
   ―初期育成
   ―造波ゲート
   ―大流量バーチカルポンプ
   ―沈殿物回収装置
   ―酸素混合装置
   ―収穫用網
  ・育成データの解析方法
 4-3 ストレス評価
 4-4 バナメイ専用餌の開発
 4-5 稚エビの出荷

5.安定的な国産種苗生産の確立
 5-1 人為催熟技術の確立
 5-2 閉鎖循環式種苗生産システム
  ・水質及び育成環境
   ―濾過槽の検討
   ―F2親エビ育成
   ―光環境実験
   ―プロティンスキマーの評価
 5-3 稚エビセンターモデル施設の設計
 5-4 稚エビの大量生産技術の開発
  ・健全なF2親エビの育成
  ・再現性を持った成熟及び採卵
  ・高歩留まりでのSPF稚エビ生産

6.実際の養殖管理事例
 6-1 水質管理
 6-2 育成のための水質条件
  ・水温
  ・酸素濃度
  ・pH、アルカリ度、CO2
  ・アルカリ度と炭酸ガスの関係
  ・塩分濃度
 6-3 生物ろ過の原理
  ・アンモニア
  ・亜硝酸
  ・硝酸態窒素
  ・ミネラルバランス
 6-4 栄養と給餌
  ・ISPSで開発した独自の餌の組成
  ・各栄養素の働き
  ・給餌計画の要点
  ・美味しさの秘密
 6-5 健康管理と病気
  ・健康管理の重要性
  ・エビ類の感染症はなぜ世界中に広がるのか?
  ・ホワイトスポット病
  ・エビ養殖において感染症を防ぐには?
  ・EMS/AHPND
  ・どのようにして感染症を防ぐのか?

7.海外での大規模陸上養殖場

8.今後の陸上養殖
 8-1 ブランド化/差別化/物語性
 8-2 ビジネス検討
 8-3 実例(磐田プラント)
 8-4 事業収支
 8-5 今後の課題

  <質疑応答>


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