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セミナー│分子シミュレーションによる接着界面のメカニズム解明と設計指針│オンライン講習2025

分子シミュレーションによる接着界面のメカニズム解明と設計指針
~理論を知り接着強度向上や材料設計へ活かす~

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〇接着界面の基礎理論から、エポキシなどの接着剤樹脂と無機/金属材料との接着メカニズムの詳細、界面の破壊メカニズムの解析手法まで。
〇分子レベルでの界面相互作用が現在どこまで分かっているかを知り、研究開発に活かす!

講師

九州大学 大学院総合理工学研究院 准教授 辻 雄太 氏


講師紹介

2013年3月 九州大学大学院工学府物質創造工学専攻博士課程修了
2013年4月 日本学術振興会特別研究員
2013年5月 米国コーネル大学化学科 博士研究員
2014年4月 日本学術振興会海外特別研究員
2016年4月 九州大学先導物質化学研究所 特任助教
2016年8月 九州大学分子システムデバイス国際リーダー教育センター 助教
2018年1月 九州大学先導物質化学研究所 助教
2022年3月 九州大学大学院総合理工学研究院 准教授

<その他関連セミナー>
表面・界面技術:コーティング・接着・ぬれ性等 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2025年6月9日(月) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円

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●録音・録画行為は固くお断りいたします。

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配布資料・講師への質問など

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●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
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  • セミナーポイント

    ■はじめに:
     本セミナーでは、接着界面に関する理論的研究の歴史と最新の研究成果について紹介します。特に、分子シミュレーションを用いた接着界面の相互作用のメカニズム解明に焦点を当て、エポキシ樹脂と各種無機材料や金属材料(アルミナ、窒化ホウ素、金、銅、酸化クロムなど)との相互作用を詳細に解析した例を紹介します。接着技術は、電子デバイス、構造材料、コーティング技術など幅広い分野で重要な役割を果たしていますが、その界面における分子レベルの相互作用は未解明な点も多く残されています。本講座では、第一原理計算や分子動力学シミュレーションを活用した接着界面の研究手法を紹介し、接着強度向上や材料設計への応用の可能性について議論します。本セミナーが、接着界面の理論研究に関心のある研究者や技術者の皆様にとって、新たな知見を得る一助となれば幸いです。

    ■受講対象者:
    ・接着界面の理論研究に関心のある研究者や技術者
    ・業務に活かすため、接着界面の理論解析の知見を得たい方
    ・接着界面の理論的解析において課題を抱えている方
    ・本テーマに興味のある方なら、どなたでも受講可能です

    ■必要な予備知識:
    大学初年度レベルの化学・物理の基礎知識

    ■本セミナーで習得できること:
    ・接着界面の理論研究の基礎知識
    ・分子シミュレーションを用いた接着界面解析の手法
    ・接着剤樹脂と無機材料や金属材料との接着メカニズムの理解
    ・接着界面の破壊メカニズムの解析手法
    など

    セミナー内容

    1.接着界面の理論研究の歴史
     1)接着技術の概論
     2)金属やセラミックス表面の接着の理論研究の歴史
     3)金属/ポリマー界面の接着の理論研究の歴史

    2.エポキシ樹脂とアルミナ表面の接着界面の理論的研究
     1)エポキシ樹脂のモデル化
     2)アルミナ表面のモデル化
     3)接着力のシミュレーション
     4)官能基や表面水酸基密度の影響などについて

    3.エポキシ樹脂と窒化ホウ素表面との接着界面の理論研究
     1)窒化ホウ素表面のモデル化
     2)分子間力の効果
     3)エポキシ樹脂のモデル化
     4)接着界面破壊のシミュレーション

    4.エポキシ樹脂と金表面との接着界面の理論的研究
     1)エレクトロニクス分野における接着
     2)硬化剤の影響
     3)表面における軌道相互作用
     4)表面における配位結合(共有結合)の定量化
     5)第一原理分子動力学シミュレーション

    5.接着剤樹脂とその他の金属表面との接着界面の理論的研究
     1)硬化剤を含むエポキシ樹脂のモデル化
     2)銅表面のモデル化と接着界面のシミュレーション
     3)酸化クロム表面のモデル化と接着界面のシミュレーション

    6.その他最近の話題および今後の展望

    <質疑応答>


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