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★遺伝子配列解析や質量分析(MALDI-TOF MS)による真菌同定の原理と実践的手法を体系的に解説。糸状菌の培養・前処理・測定結果の読み取り方、波形データ解析による識別精度の向上、ペプチドパターンを活用したスクリーニングの応用例なども紹介。
★現場で使える真菌同定技術を習得し、真菌汚染や真菌感染症を正しく理解し、汚染防止と品質確保に活かせる内容です!
講師
千葉大学真菌医学研究センター
微生物資源分野 バイオリソース管理室 助教
農学博士
伴 さやか 氏
講師紹介
■経歴
2003年3月 千葉大学大学院 自然科学研究科 博士課程前期 卒
2003年~2018年5月 製品評価技術基盤機構(NBRC糸状菌担当 他)
2015年10月 千葉大学大学院 園芸学研究科 博士課程後期 農学博士
2018年6月~現職 助教
■専門および得意な分野・研究
真菌(特に子嚢菌、冬虫夏草類)の分類研究、MALDI-TOF MSによる微生物迅速同定、医真菌学、アスペルギルス属と白癬菌の薬剤耐性機構、輸入真菌症
■本テーマ関連学協会での活動
2016年 日本微生物資源学会奨励賞, ~現在 庶務理事
2022年 JIS Z2911かび抵抗性試験方法 原案作成委員会及び分科会, 委員
~現在 日本防菌防黴学会 和文誌編集委員
<その他関連セミナー>
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2026年2月20日(金) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
*5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
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配布資料・講師への質問など
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・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
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セミナーポイント
■講座のポイント
食品や製品の品質管理において、しばしば問題を引き起こすカビ(真菌)。細菌と同じ設備や器具で培養できるとはいえ、根本的に異なる構造や生理をもつため、現場では同定が難しく、対応の遅れにつながりがちです。本講座では、遺伝子配列解析や質量分析(MALDI-TOF MS)による真菌同定の原理と実践的手法を体系的に解説します。特に、糸状菌の培養・前処理・測定結果の読み取り方、波形データ解析による識別精度の向上、さらにペプチドパターンを活用したスクリーニングの応用例も紹介します。現場で使える真菌同定技術を習得し、真菌汚染や真菌感染症を正しく理解し、汚染防止と品質確保に活かせる内容です。
■受講後、習得できること
・遺伝子配列による真菌の同定法
・MALDI-TOF MS(Biotyper、AXIMA、VITEK MS)を用いた酵母、糸状菌の迅速同定
・波形データを用いたPLS-DA~機械学習によるインハウス識別データベースの構築
・糸状菌と酵母の分離、純粋培養の基礎
■受講対象
・食品衛生、製品検査、環境検査の担当者
・臨床検査技師(微生物)
・MALDIを導入している公設試、同定サービス業
・抗菌・抗真菌や殺菌、消毒関連の製造企業、等
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・食品衛生検査指針・微生物編(真菌)
・各種抗真菌(JIS Z2911)、薬剤感受性(真菌)試験に関連した精度管理
・抗微生物薬適正使用の手引き(カンジダ属)
・日本皮膚科学会皮膚真菌症診療ガイドライン
■講演中のキーワード
MALDI-TOF MS微生物同定、糸状菌、酵母、培養、品質管理、確定診断(カンジダ属)
セミナー内容
第1部 イントロダクションと基礎整理
1.なぜ真菌を“同定”するのか:安全性・品質管理の視点から
2.細菌と真菌の違いを現場で見極める
2-1.コロニーの形態差(バクテリア vs 真菌)
2-2.培養株を得る際の注意点
3.MALDI-TOF MSとDNAバーコーディングによる微生物同定の現状
3-1.二つの技術の位置づけと相補関係
3-2.現場実装の課題と解決アプローチ
第2部 実践編:真菌同定のプロセス
4.DNAバーコーディングによる真菌同定
4-1.ITS・β-tubulin・calmodulin領域の利用と限界
4-2.BLAST検索によるアオカビ(Penicillium/Talaromyces)同定例
4-3.“種”概念の再考 — 遺伝的距離と学名変遷の背景
4-4.現場でのDNA解析導入のコツ(外注・コスト・精度)
5.MALDI-TOF MSによる迅速同定の実践
5-1.MALDI-TOF MSの測定原理と装置構成(Biotyper/AXIMA/VITEK MS)
5-2.培養・前処理条件(培地、温度、培養期間、抽出手順)
5-3.測定結果の信頼度スコアの読み方と判定基準
5-4.コンタミネーション・混合系におけるトラブル例
第3部 応用編:高度なデータ解析と実装
6.データベースと拡張技術の活用
6-1.公的機関が提供するMSスペクトラライブラリ
6-2.Biotyper MSPsとSARAMIS SuperSpectraの仕組み
6-3.データ品質管理と信頼性向上のポイント
7.波形データ解析と機械学習による応用的識別
7-1.PLS-DA~機械学習によるクラスタリング(使用ソフト:eMSTAT)
7-2.Aspergillus fumigatusのアゾール耐性株識別
7-3.デンドログラムを活用した菌株スクリーニング
第4部 まとめと質疑応答
8.現場で活かす真菌同定 ~形態(肉眼)とDNAとMALDIをどう使い分けるか~
9.質疑応答・トラブルシューティング共有
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セミナーコード:AB260255


