技術・研究開発セミナー・技術書籍なら情報機構

セミナー:MALDI-TOF MSを用いた真菌同定の実践|2026年2月

MALDI-TOF MSを用いた真菌同定の実践

〜現場でできる培養と分析〜

■本セミナーの受講形式(会場/Zoom両アイコンある場合は受講形式選択可)

zoom……Zoomオンライン受講

見逃し視聴あり……見逃し視聴選択可


★遺伝子配列解析や質量分析(MALDI-TOF MS)による真菌同定の原理と実践的手法を体系的に解説。糸状菌の培養・前処理・測定結果の読み取り方、波形データ解析による識別精度の向上、ペプチドパターンを活用したスクリーニングの応用例なども紹介。
★現場で使える真菌同定技術を習得し、真菌汚染や真菌感染症を正しく理解し、汚染防止と品質確保に活かせる内容です!

講師

千葉大学真菌医学研究センター
微生物資源分野 バイオリソース管理室 助教
農学博士
伴 さやか 氏


講師紹介

■経歴
2003年3月 千葉大学大学院 自然科学研究科 博士課程前期 卒
2003年~2018年5月 製品評価技術基盤機構(NBRC糸状菌担当 他)
2015年10月 千葉大学大学院 園芸学研究科 博士課程後期 農学博士
2018年6月~現職 助教

■専門および得意な分野・研究
真菌(特に子嚢菌、冬虫夏草類)の分類研究、MALDI-TOF MSによる微生物迅速同定、医真菌学、アスペルギルス属と白癬菌の薬剤耐性機構、輸入真菌症

■本テーマ関連学協会での活動
2016年 日本微生物資源学会奨励賞, ~現在 庶務理事
2022年 JIS Z2911かび抵抗性試験方法 原案作成委員会及び分科会, 委員
~現在 日本防菌防黴学会 和文誌編集委員

<その他関連セミナー>
スマート農業・藻類・培養肉・植物工場 一覧はこちら


日時・受講料・お申込みフォーム

●日時:2026年2月20日(金) 13:00-17:00 *途中、小休憩を挟みます。

●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 46,200円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき35,200円

【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 51,700円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき40,700円

学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
 ご希望の方は、以下より別途お問い合わせ・お申込みください。
 req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

■ セミナーお申込手順からセミナー当日の主な流れ →


お申込みはこちらから
オンライン受講/見逃視聴なし

オンライン受講/見逃視聴あり

配布資料・講師への質問など

●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
 (土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。

●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
 ご希望の方は、以下より別途お問い合わせ・お申込みください。
 req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)

オンラインセミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)

  • PC/タブレット/スマートフォンなど、Zoomが使用できるデバイスをご用意ください。
  • インターネット 回線速度の目安(推奨) 下り:20Mbps以上
  • 開催が近くなりましたら、Zoom入室URL、配布資料、当日の流れなどをメールでご連絡いたします。開催前日(営業日)の12:00までにメールが届かない場合は必ず弊社までご一報ください。
  • ⇒よくある事例として「弊社ドメイン(johokiko.co.jp)のメールがスパム扱いとなっている」「メールアドレスのご記載ミス」などがございます。お申込み後にフォームへご記載いただいたメールアドレスへ自動返信メールを送信しますので、こちらのメールが受信できない場合、弊社からのZoom入室URLや配布資料のご案内メールもお届けすることができなくなってしまいます。予め受信できる設定にお願いいたします。
    ※メールアドレスの記載誤りについては、以下へご連絡お願いいたします。
    req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
  • 受講者側のVPN、セキュリティ設定、通信帯域などのネットワーク環境ならびに使用デバイスの不具合については弊社では対応いたしかねますので予めご了承ください。
  • 講座で使用する資料や配信動画は著作物であり、無断での録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売などは禁止いたします。また、申込者以外の受講・動画視聴は固くお断りいたします(代理受講ご希望の際は、開催前日までに弊社までご連絡お願いします)。
  • Zoom使用に関する注意事項(クリックして展開)

  • 公式サイトから必ず事前のテストミーティングをお試しください。
  • 確認はこちら
    →Skype/Teams/LINEなど別のミーティングアプリが起動していると、Zoomで音声が聞こえない、カメラ・マイクが使えないなどの事象が起きる可能性がございます。お手数ですが、これらのアプリは閉じた状態にてZoomにご参加ください。
    音声が聞こえない場合の対処例

  • Zoomアプリのインストール、Zoomへのサインアップをせずブラウザからの参加も可能です。
  • 参加方法はこちら
    →一部のブラウザは音声が聞こえないなどの不具合が起きる可能性があります。
    対応ブラウザをご確認の上、必ず事前のテストミーティング をお願いします。
    (iOSやAndroidOS ご利用の場合は、アプリインストールが必須となります)

    申込み時に(見逃し視聴あり)を選択された方は、見逃し視聴が可能です。(クリックして展開)

  • 見逃し視聴ありでお申込みされた方は、セミナーの録画動画を一定期間視聴可能です。
  • セミナーを復習したい方、当日の受講が難しい方、期間内であれば動画を何度も視聴できます。
  • 原則、遅くとも開催4営業日後までに録画動画の配信を開始します(一部、編集加工します)。
  • 視聴期間はセミナー開催日から4営業日後を起点に1週間となります。
  • ex)2/6(月)開催 セミナー → 2/10(金)までに配信開始 → 2/17(金)まで視聴可能
    →見逃し視聴について、 こちらから問題なく視聴できるかご確認ください。(テスト視聴動画へ)パスワード「123456」

    <見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
  • メールにて視聴用URL・パスワードを配信します。配信開始日を過ぎてもメールが届かない場合は必ず弊社までご連絡ください。
  • 準備出来しだい配信いたしますので開始日が早まる可能性もございます。その場合でも終了日は変わりません。上記例の2/6開催セミナーの場合、2/8から開始となっても2/17まで視聴可能です。
  • GWや年末年始・お盆期間などを挟む場合、それに応じて弊社の標準配信期間設定を延長します。
  • 原則、配信期間の延長はいたしません。
  • 万一、見逃し視聴の提供ができなくなった場合、(見逃し視聴あり)の方の受講料は(見逃し視聴なし)の受講料に準じますので、ご了承ください。
  • セミナーポイント

    ■講座のポイント
    食品や製品の品質管理において、しばしば問題を引き起こすカビ(真菌)。細菌と同じ設備や器具で培養できるとはいえ、根本的に異なる構造や生理をもつため、現場では同定が難しく、対応の遅れにつながりがちです。本講座では、遺伝子配列解析や質量分析(MALDI-TOF MS)による真菌同定の原理と実践的手法を体系的に解説します。特に、糸状菌の培養・前処理・測定結果の読み取り方、波形データ解析による識別精度の向上、さらにペプチドパターンを活用したスクリーニングの応用例も紹介します。現場で使える真菌同定技術を習得し、真菌汚染や真菌感染症を正しく理解し、汚染防止と品質確保に活かせる内容です。

    ■受講後、習得できること
    ・遺伝子配列による真菌の同定法
    ・MALDI-TOF MS(Biotyper、AXIMA、VITEK MS)を用いた酵母、糸状菌の迅速同定
    ・波形データを用いたPLS-DA~機械学習によるインハウス識別データベースの構築
    ・糸状菌と酵母の分離、純粋培養の基礎

    ■受講対象
    ・食品衛生、製品検査、環境検査の担当者
    ・臨床検査技師(微生物)
    ・MALDIを導入している公設試、同定サービス業
    ・抗菌・抗真菌や殺菌、消毒関連の製造企業、等

    ■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
    ・食品衛生検査指針・微生物編(真菌)
    ・各種抗真菌(JIS Z2911)、薬剤感受性(真菌)試験に関連した精度管理
    ・抗微生物薬適正使用の手引き(カンジダ属)
    ・日本皮膚科学会皮膚真菌症診療ガイドライン

    ■講演中のキーワード
    MALDI-TOF MS微生物同定、糸状菌、酵母、培養、品質管理、確定診断(カンジダ属)

    セミナー内容

    第1部 イントロダクションと基礎整理
    1.なぜ真菌を“同定”するのか:安全性・品質管理の視点から

    2.細菌と真菌の違いを現場で見極める
     2-1.コロニーの形態差(バクテリア vs 真菌)
     2-2.培養株を得る際の注意点

    3.MALDI-TOF MSとDNAバーコーディングによる微生物同定の現状
     3-1.二つの技術の位置づけと相補関係
     3-2.現場実装の課題と解決アプローチ

    第2部 実践編:真菌同定のプロセス
    4.DNAバーコーディングによる真菌同定
     4-1.ITS・β-tubulin・calmodulin領域の利用と限界
     4-2.BLAST検索によるアオカビ(Penicillium/Talaromyces)同定例
     4-3.“種”概念の再考 — 遺伝的距離と学名変遷の背景
     4-4.現場でのDNA解析導入のコツ(外注・コスト・精度)

    5.MALDI-TOF MSによる迅速同定の実践
     5-1.MALDI-TOF MSの測定原理と装置構成(Biotyper/AXIMA/VITEK MS)
     5-2.培養・前処理条件(培地、温度、培養期間、抽出手順)
     5-3.測定結果の信頼度スコアの読み方と判定基準
     5-4.コンタミネーション・混合系におけるトラブル例

    第3部 応用編:高度なデータ解析と実装
    6.データベースと拡張技術の活用
     6-1.公的機関が提供するMSスペクトラライブラリ
     6-2.Biotyper MSPsとSARAMIS SuperSpectraの仕組み
     6-3.データ品質管理と信頼性向上のポイント

    7.波形データ解析と機械学習による応用的識別
     7-1.PLS-DA~機械学習によるクラスタリング(使用ソフト:eMSTAT)
     7-2.Aspergillus fumigatusのアゾール耐性株識別
     7-3.デンドログラムを活用した菌株スクリーニング

    第4部 まとめと質疑応答
    8.現場で活かす真菌同定 ~形態(肉眼)とDNAとMALDIをどう使い分けるか~

    9.質疑応答・トラブルシューティング共有


    お申込みはこちらから
    オンライン受講/見逃視聴なし

    オンライン受講/見逃視聴あり

    セミナーコード:AB260255

    ページトップへ