……会場(対面)受講
★自社の化粧品にはどのような形態・デザイン・設計の容器がベストなのか?
★内容物ごとの容器選定や、容器形態別の素材の選定方法、よくあるクレーム・トラブル対策事例などを通して、化粧品におけるパッケージのデザインおよび容器設計のポイントについて解説。
講師
化粧品パッケージコンサルタント 井上 隆 氏
*元資生堂
講師紹介
■経歴
1971年 (株)資生堂 入社 鎌倉工場 検査課(半製品・製品・官能検査)
1975年 技術部外装技術・品質保証
1999年 資生堂本社 購買部(材料購買)
2002年 資生堂本社 生産技術開発センター
2005年 宣伝制作部(パッケージプロデュースGL)
2009年 (株)資生堂 退社
2010年 (株)トキワ入社 グローバルテクノロジーセンターにて新規外装設計開発を担当
2021年3月 (株)トキワ退社
2021年4月 独立
■専門および得意な分野・研究
・化粧品パッケージ全般の設計・開発・デザインのプロデュース
・化粧品全般の生産技術設計・開発指導
・化粧品全般のクレーム及びトラブル対応
<その他関連セミナー>
化粧品・医薬部外品・食品 一覧はこちら
日時・会場・受講料・お申込みフォーム
●日時:2025年6月17日(火) 10:30-16:30 *途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
●会場:[東京・大井町]きゅりあん 4階研修室 →「セミナー会場へのアクセス」
●受講料:
【会場受講】:1名50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
●録音・録画行為は固くお断りいたします。
お申込みはこちらから
会場(対面)セミナーご受講に関する各種案内(必ずご確認の上、お申込みください。)
●配布資料は、印刷したものを当日会場にてお渡しいたします。
●当日会場でセミナー費用等の現金支払はできません。●昼食やお飲み物の提供もございませんので、各自ご用意いただけましたら幸いです。
●録音・撮影行為は固くお断りいたします。
●講義中の携帯電話・スマートフォンでの通話や音を発する操作はご遠慮ください。
●講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方のご迷惑となる場合がありますので、極力お控えください。場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承ください(パソコン実習講座を除きます。)
セミナーポイント
■講座のポイント
内容物の高機能化や販売環境の変化(カウンセリング・セルフ・トラベルリテール・訪問・ネット・テレビ等)、グローバル化、相次ぐ他業種からの参入など、化粧品市場は拡大を続けており、競争は激化の一途を辿っている。化粧品はパッケージデザインの完成度が、医薬品や食品など他業種に比べ大きく売り上げを左右する事から、メーカーはより斬新なデザイン(形状・加飾)や新たな設計(機構・機能)を取り入れ、常に他社との差別化を図りつつ開発を促進している。しかし斬新なデザインや機能性を優先するあまり、品質確認が不十分であったり、コストダウン目的で輸入した容器の不具合などにより、生産工程でのトラブルや消費者からの製品クレームが多発している。
本セミナーでは、化粧品容器(形態別)の適正な素材選定と設計ポイントを中心に、薬剤吸着・中味透過・減量・光や温度など製品保証の考え方などの解説をする。また、現在でもよく再発する中味漏れ・容器変形・容器クラック・蓋が開けづらい・中味折れ抜け・加飾剝れ(印刷/塗装/蒸着/HS/転写)などのクレーム・トラブル事例とその防止策を紹介する。
■受講後、習得できること
・容器の機能性、安全性
・容器素材選択方法
・形態別容器の設計ポイント
・薬剤吸着知見
・容器の容量、減量、漏れ
・温度、光に対する保証
・各種クレーム、トラブル対応
■受講対象
・化粧品メーカー(容器設計開発者・品質管理者・パッケージデザイナー)
・化粧品OEM/ODMメーカー
・容器製造メーカー(容器調達メーカー含む)
・化粧品パッケージ全般に興味のある方
■本テーマ関連法規・ガイドラインなど
・食品衛生法
・化学研究評価機構 食品接触材料安全センター(旧ポリオレフィン等衛生協議会)
・PL
・FDA
・REACH規制
・SDS
・ポジティブリスト
■講演中のキーワード
・パッケージデザイン
・容器素材選定、品質保証
・容器設計ポイント
・薬剤吸着、透過、減量
・光、温度保証基準
・クレーム/トラブル対応
セミナー内容
1.容器の素材選定と設計ポイント
1-1.容器の機能性
1-2.容器の安全性(素材と使用時)
1-3.容器素材と中味(原料)の相性
1-4.容器形態別素材の選択方法及び設計ポイント(10形態)
・細口樹脂容器
・広口樹脂容器
・ガラス容器
・チューブ容器
・ディスペンサーポンプ付き容器
・コンパクト容器
・塗布具付き容器
・繰り出し容器
・パウチパック
・ペンシル容器
2.商品保証(薬剤吸着、経時減量、光、温度)
2-1.薬剤吸着
2-2.中味の容量、経日減量
2-3.光に対する保証
・光に弱い化粧品原料と光に対する保証方法
2-4.温度(低温・高温)の保証範囲
3.クレーム・トラブルの種類
3-1.クレーム表現の共有
3-2.形態別クレーム内容
4.よくあるクレーム・トラブル事例と対策
4.1.中味漏れ(気密不良)
4-2.容器の変形
・中味の処方及び製造工程で注意すること
4-3.容器のクラック(割れ)、クレージング
・ケミカルクラックとストレスクラックについて
4-4.落下によるクレーム対策
・中味の抜けと折れの関係、落下高さの保証範囲
4-5.蓋の開閉に関するクレーム
・蓋が開かない、開閉しにくい
4-6.中味残量が多い、残量がわからない
4-7.倒れる、落下する容器
・不安定な容器と滑る容器
4-8.容器が傷つく
・プラスチックの硬さとキズについて
4-9.容器の印刷・塗装・蒸着・転写(HS)が剥がれる
・チューブ容器、ポンプディスペンサーの蒸着 他
<終了後、質疑応答>
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