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……見逃し視聴選択可
★タンパク質を初めて取り扱う初学者を対象に、その基本的な性質と考え方を体系的に解説します
講師
筑波大学 数理物質系 教授 白木 賢太郎 氏
講師紹介
1999年 大阪大学大学院理学研究科博士後期課程修了 博士(理学)
1999年 科学技術振興事業団 博士研究員
2001年 北陸先端科学技術大学院大学材料科学研究科 助手
2004年 筑波大学物理工学系 助教授
2007年 筑波大学数理物質系 准教授
2016年 筑波大学数理物質系 教授、現在に至る。微生物サステイナビリティ研究センター兼任、量子情報生命科学研究センター兼任
著書に『相分離生物学』(東京化学同人)、『相分離生物学の全貌』(東京化学同人)、『相分離生物学の冒険』(みすず書房)など
■専門
蛋白質溶液学、相分離生物学
<その他関連セミナー>
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2026年3月6日(金) 13:00-16:30 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。→「セミナー申込要領・手順」を確認ください。
*5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
ご希望の方は、以下より別途お問い合わせ・お申込みください。
req@*********(*********にはjohokiko.co.jpを入れてください)
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
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<見逃し視聴ご案内の流れ・配信期間詳細>
セミナーポイント
タンパク質溶液は、バイオ医薬品、食品、化粧品などの開発において基盤となる重要な研究対象です。本講義では、タンパク質を初めて取り扱う初学者を対象に、その基本的な性質と考え方を体系的に解説します。講義の中では、産学共同研究で得られた多くの成果を紹介し、既存の研究成果を実際の開発にどのように活用できるかを具体的に示します。たとえば、溶液にアミノ酸を加えるだけで卵白の加熱凝集を完全に抑制したり、無機イオンを利用してプロテアーゼの活性を一桁向上させたり、抗体の劣化を大幅に遅らせたりすることが可能です。最後に、相分離生物学や人工知能(AI)など、近年のタンパク質研究の新しい潮流についても触れます。
■受講対象
・医薬品、食品、化粧品などの開発や品質管理に必要な、タンパク質の基礎知識を身につけたい方
・タンパク質の安定性や酵素活性のメカニズムを体系的に学び直したい方
・分光光度計などの身近な測定装置を用いて、タンパク質や酵素の計測法を実践的に学びたい方
■受講後、習得できること
・タンパク質の安定性を高め、凝集を抑制するための基本的な手法
・イオン効果や液–液相分離などを利用した酵素の活性化技術
・タンパク質溶液を合理的に設計するための基礎的な考え方
・相分離生物学やAI活用など、タンパク質研究の最新動向に関する理解
セミナー内容
1. はじめに
・卵白の加熱凝集
・添加剤でどうやれば制御できるか?
2. 凝集抑制剤とメカニズム
・ホフマイスター系列
・カオトロープとコスモトロープ
・ハイドロトロープ
・アルギニン
・ポリアミン
・尿素と塩酸グアニジン
・エタノール
・アルコール変性
・ポリエチレングリコール
・糖質
3. タンパク質の沈澱剤
・糖質とイオン
・ポリマー
・アルコール
4. 添加剤アルギニンの応用
・タンパク質の加熱凝集の抑制
・芳香族化合物の溶解度の増加
・高濃度抗体の粘度低下
・固体へのタンパク質の吸着の抑制
・蛋白質表面の芳香族アミノ酸への結合
・熱によるアミノ酸の劣化の抑制
・抗体溶液のオパレッセンスの抑制
5. 分光法による計測法
・遠紫外CDスペクトル
・近紫外CDスペクトル
・トリプトファン蛍光スペクトル
・ANSやThTの蛍光スペクトル
・濁度と動的光散乱
6. 酵素の活性化技術
・酵素の実験系
・活性化の産業的なニーズ
・コスモトロープによる活性化
・低分子アミンによる活性化
・高分子電解質による活性化
・多量体の安定化による活性維持
7. 酵素の液-液相分離と活性化
・液-液相分離と酵素活性化の概念
・乳酸酸化酵素の活性化
・クラスターによる400倍の活性化
・アデニル酸キナーゼの活性化
・液滴形成と粘度低下
8. 相分離生物学入門
・タンパク質の液-液相分離
・細胞内LLPSの多様な機能
・代謝と酵素
・創薬へのアプローチ
・アミロイド仮説の刷新
・液-液相分離へのパラダイムシフト
・2024年のノーベル化学賞
・ポスト相分離生物学に向けて
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セミナーコード:AB2603C0


