……Zoomオンライン受講
……見逃し視聴選択可
・太陽光パネル・風車・蓄電池を「資源」として捉え、素材構成、調達リスク、リサイクル技術、制度動向を整理。
・ホルムズ海峡危機やレアアース輸出規制を踏まえ、出口戦略と回収・再資源化の実務を学ぶ。
講師
株式会社DCTA 代表取締役 畠山 達彦 氏
講師紹介
1989年、大手ケミカルHD(総合化学メーカー)に入社し、機能性樹脂の材料開発から、ユーザーとの製品開発、プラント・コンパウンド工場の設計・建設・運営、30の国と地域での生産管理までを担当。液晶ポリマー(LCP)の研究では高分子学会賞の受賞に貢献したほか、風力発電機ブレード向けの炭素繊維強化樹脂材料や、燃料電池用の樹脂フィルム・強化樹脂製筐体の開発にも携わる。事業部長として、事業・プラント・大型設備の閉鎖や撤去を、計画づくりから行政への届出、資産の処理まで担当した経験を有する。
2014年11月に株式会社DCTAを設立し、リサイクル・CO2削減・PFAS対策のコンサルティング、IoT/AI/デジタルツインを活用したスマートファクトリー構築支援、環境改善・カーボンニュートラル支援に取り組んでいる。再エネ・資源の分野では、ドローンを活用した風力発電設備の点検・再塗装の取り組みや、重機メーカーの製造拠点・サプライチェーンの再構築を支援しているほか、2026年には「レアアース・レアメタルの資源循環」をテーマとしたセミナーで講師を務める。東日本大震災以降は、γ線を遮蔽するフレキシブルコンテナの開発を通じて、線量の高い瓦礫や飛灰の処理にも関わっている。
インドネシアでは、株式会社DCTAの「最新PETボトルリサイクル設備導入による高品質リサイクルペレット製造実証事業」(ランプン州)が、経済産業省の令和6年度補正グローバルサウス未来志向型共創等事業費補助金(小規模実証)に採択される。CLOMAインドネシア協力WGリーダーとしての活動も続けている。NewsPicks EXPERT AWARD ベストフラッシュオピニオン賞を2024年・2025年と2年連続で受賞し、noteでは資源・エネルギーの地政学やサーキュラーエコノミーに関する連載を続けている。
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日時・受講料・お申込みフォーム
●日時:2027年1月13日(水) 13:00-16:30 *途中、小休憩を挟みます。
●受講料:
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 45,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき34,100円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
*「見逃し視聴あり」でお申込の場合、当日のご参加が難しい方も後日セミナー動画の視聴が可能です。
各種割引について
*5名以上でのお申込の場合、更なる割引制度もございます。
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配布資料・講師への質問など
●配布資料はPDFなどのデータで配布いたします。ダウンロード方法などはメールでご案内いたします。
・配布資料に関するご案内は、開催1週前~前日を目安にご連絡いたします。
・準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申込みをお願いいたします。
(土、日、祝日は営業日としてカウントしません。)
・セミナー資料の再配布は対応できかねます。必ず期限内にダウンロードください。
●当日、可能な範囲でご質問にお答えします。(全ての質問にお答えできない可能性もございます。何卒ご了承ください。)
●ご受講に際しご質問・要望などございましたら、下記メールアドレス宛にお問い合わせください。
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セミナーポイント
○講師より
2026年2月末に始まった中東での紛争以降、ホルムズ海峡は事実上の封鎖状態が続いています。6月の米国とイランの暫定合意で通航は一時的に回復しましたが、10月に入ってからも船舶への攻撃が相次ぎ、原油価格(ブレント)は1バレル100ドルを超える水準で推移しています。原油輸入の9割以上を中東に頼ってきた日本にとって、国内でつくることができる再生可能エネルギーの重要性は、これまで以上に高まっています。
ところが、その再エネ設備は「資源の塊」でもあります。風車の発電機にはネオジム・ジスプロシウム・テルビウムを使う永久磁石が、蓄電池にはリチウム・ニッケル・コバルト・黒鉛が、太陽光パネルには銀・銅が、化合物系のパネルではテルルやインジウムが使われています。中国は2025年4月から中重希土類7元素の輸出を許可制とし、同年10月には対象元素の追加に加えて、リサイクル技術や電池材料まで広げる措置を公表しました(この拡大措置は2026年11月10日まで停止中)。日本向けには2026年1月から両用品目の輸出管理が強化され、重希土類の調達は厳しい状況が続いています。エネルギー転換を進めるほど、資源への依存が深まる。この「ねじれ」をほどく有力な手段の一つが、再エネ設備のリサイクルです。
廃棄の波も近づいています。太陽光パネルの排出量は2030年代後半に年間最大約50万トンに達すると見込まれ、2026年5月には「太陽電池廃棄物の再資源化等の推進に関する法律」が成立しました(6月公布、公布から1年6か月以内に施行)。蓄電池では、2026年4月からモバイルバッテリーが資源有効利用促進法の指定再資源化製品となり、EU電池規則でも2027年2月の電池パスポート、2027年末までのリチウム回収率目標など、出口への要求が具体的になっています。風車でも、2000年代に建てられた陸上風車が更新期を迎え、熱硬化性樹脂でできたブレードの処理が課題になっています。
本講座は、1時間×3部の構成です。第1部では、ホルムズ海峡危機とレアアース輸出管理の現状、設備別の素材構成と調達リスク、日本とEUの制度を整理します。第2部では、太陽光パネル・風車・蓄電池それぞれのリサイクル技術(分離・回収・再生)と、回収・運搬・処理のコスト構造を、現場の目線で解説します。第3部では、国内外の取り組み事例(うまくいった例・つまずいた例)をご紹介したうえで、調達仕様・設計・契約に出口を組み込む方法、在庫・複数調達・代替材料による調達リスクへの備え、地域での回収・再資源化拠点づくりまで、企業として取り組める改善策をご一緒に考えます。
講師は、機能性樹脂の材料開発、工場の建設から撤去までの運営、海外での生産管理の現場を経験し、独立後は資源循環とスマートファクトリーの実装を支援してきました。「再エネは、出口まで設計して初めて『国産のエネルギー』になる」という考え方で、受講者の皆さまと同じ目線で一緒に整理していきます。
○受講対象
・太陽光・風力発電、蓄電池の発電事業者・設備所有者、O&M(運用・保守)ご担当者の方
・再エネ設備の企画・調達・設計・施工・撤去に携わる、EPC事業者・設備メーカー・商社の方
・廃棄物処理・リサイクル事業者、非鉄製錬・素材メーカーで、再資源化技術や新規事業を担当される方
・電池・モーター・磁石など、レアアース・レアメタルを使う部品・素材メーカーの開発・調達ご担当者の方
・ホルムズ海峡危機や輸出規制を受けて、サプライチェーンの強靭化を検討されている調達・経営企画部門の方
・自社施設の太陽光パネル・蓄電池(PPA・リースを含む)の将来の撤去や、資源循環の方針づくりを担当される環境・サステナビリティ部門の方
・自治体で、再エネ設備の廃棄対策や循環型社会づくりを担当される方
※特別な予備知識は必要ありません。専門的な技術の解説は、図解と現場の事例を交えてお伝えします。
○受講後、習得できること
・二つの安全保障の現在地:ホルムズ海峡危機と、中国のレアアース輸出管理(2026年11月10日の停止期限)の読み方
・設備別の素材構成:太陽光パネル・風車・蓄電池に含まれる有価物・有害物と、調達リスクのある素材の見分け方
・制度の要点:太陽電池リサイクル法、資源有効利用促進法、再エネ特措法の廃棄等費用積立、EU電池規則の要求
・太陽光パネルのリサイクル技術:ガラスと封止材の分離方式と、銀・銅・シリコン回収の現状と採算の壁
・風車のリサイクル技術:ブレードの処理・繊維回収と、発電機の永久磁石からの重希土類回収
・蓄電池のリサイクル技術:前処理(ブラックマス化)の安全対策と、湿式・乾式・ダイレクトリサイクルの使い分け
・コスト構造:解体・撤去・運搬・処理の費用内訳と、素材価格に連動する採算の読み方
・出口の組み込み方:調達仕様・設計・PPAやO&M契約に、回収・再資源化の条件を入れる方法
・調達リスクへの備え:在庫・複数調達・代替材料・都市鉱山を、短期・中期・長期で組み合わせる考え方
・明日からの一手:自社設備の「出口台帳」と、優先度付きの準備チェックリスト
セミナー内容
【第1セクション 13:00~14:00】二つの安全保障の現在地と、再エネ設備の「出口」が問われる理由
第1章 2026年に何が起きたのか:ホルムズ海峡危機とレアアース輸出管理
1-1. ホルムズ海峡の事実上の封鎖と、原油・LNG・ナフサ調達への影響(2026年2月以降の経過)
1-2. 中国の輸出管理の積み重ね:中重希土類7元素の許可制と、2025年10月の拡大措置(2026年11月10日まで停止)
1-3. 日本向け両用品目の輸出管理強化(2026年1月)と、重希土類の調達の実態
1-4. エネルギー転換を進めるほど資源依存が深まる「ねじれ」の構造と、企業への影響
第2章 再エネ設備は「資源の塊」:設備別の素材構成と調達リスク
2-1. 太陽光パネル:ガラス・アルミ・銅・銀・シリコンと、化合物系のテルル・インジウム
2-2. 風車:ブレードの繊維強化樹脂と、発電機の永久磁石(ネオジム・ジスプロシウム・テルビウム)
2-3. 蓄電池:リチウム・ニッケル・コバルト・黒鉛と、LFP系の普及で変わる「回収の価値」
2-4. 銀価格の高騰と脱銀化の動きなど、素材価格の変化がリサイクルの採算を左右する
2-5. 企業の対応状況:調達部門と環境部門で、同じ設備の情報が分断されている現実
第3章 大量廃棄時代の到来と、日本・EUの制度の現在地
3-1. 設備別の排出見通し:太陽光パネルは2030年代後半に年間最大約50万トン
3-2. 太陽電池リサイクル法(2026年6月公布):多量廃棄時の計画届出・認定制度と、今後の段階的な強化
3-3. 再エネ特措法の廃棄等費用積立と、「積み立てていれば出口は大丈夫」という思い込み
3-4. 蓄電池:資源有効利用促進法による回収・再資源化と、EU電池規則の回収率・再生材・電池パスポート
3-5. 風車:更新期を迎える陸上風車と、欧州で進むブレード埋立規制の動き
【第2セクション 14:10~15:10】設備別のリサイクル技術とコスト構造
第4章 太陽光パネルのリサイクル技術
4-1. フレーム・端子箱の取り外しと、ガラスと封止材の分離(破砕・加熱剥離・熱分解・化学処理)
4-2. 銀・銅・シリコンの回収と、品位・採算の壁
4-3. カバーガラスの再生利用が進みにくい理由と、打開の方向
4-4. リユースの判断基準:検査・性能確認と、ガイドラインに沿った流通の考え方
4-5. ペロブスカイト太陽電池など次世代パネルで、今から考えておきたい出口
第5章 風車のリサイクル技術
5-1. ブレード:切断・破砕によるセメント原燃料化、熱分解・溶解による繊維回収、リサイクル可能な樹脂を使ったブレード
5-2. 発電機の永久磁石:取り外し・再利用・再生と、重希土類を回収する技術
5-3. タワー・ナセルの鉄・銅・潤滑油の処理と、洋上風力の撤去で増える課題
5-4. 点検・補修(ドローン点検・再塗装)による延命で、廃棄の波をならすという選択肢
第6章 蓄電池のリサイクル技術
6-1. 放電・解体・破砕からブラックマスへ:前処理工程の発火リスクと安全対策
6-2. 湿式製錬・乾式製錬・ダイレクトリサイクルの比較
6-3. 定置用蓄電池とLFP電池の増加で変わる採算と、リユース(二次利用)の可能性
6-4. ブラックマスの国外流出と、国内で循環させるための論点
第7章 回収・運搬・処理のコスト構造
7-1. 解体・撤去・運搬・処理の費用内訳:「重い・かさばる・散らばっている」設備の難しさ
7-2. 有価物の売却で処理費をどこまで賄えるか:素材価格に連動する採算の読み方
7-3. 地域での集約拠点と、静脈物流の設計
【第3セクション 15:20~16:20】企業の対応状況と、いま打てる改善策
第8章 国内外の取り組み事例:うまくいった例・つまずいた例
8-1. 太陽光パネル:国内の処理事業者と、欧州の回収・再資源化の仕組み
8-2. 風車:欧州メーカーのリサイクル可能ブレードと、中国で進む大量廃止への備え
8-3. 蓄電池:国内の非鉄製錬・電池メーカーの動きと、海外で計画が行き詰まった事例から学ぶこと
8-4. 東南アジアでの資源循環の実装経験から見えること
第9章 調達・設計・契約の段階から組み込む出口戦略
9-1. 調達仕様に「素材情報の開示」と「引取り条件」を入れる
9-2. 解体しやすい設計・素材表示と、電池パスポートなど製品情報のデジタル化への備え
9-3. 撤去・廃棄の費用と責任の分担を、PPA・リース・O&M契約で決めておく
9-4. 重希土類を減らした磁石、LFP化、脱銀化など、代替材料という選択肢とその限界
第10章 資源調達リスクへの備えと、国内循環の仕組みづくり
10-1. 在庫・複数調達・代替設計:短期・中期・長期に分けた対応策(国産資源開発の動向を含む)
10-2. 都市鉱山としての再エネ設備:回収材の品質保証とトレーサビリティ
10-3. 産官学連携と、地域の回収・再資源化拠点づくり
10-4. 自社の再エネ設備・蓄電池の「出口台帳」と、優先度付きの準備チェックリスト
第11章 まとめと質疑応答(16:20~16:30)・本セミナーの総括
「再エネは、出口まで設計して初めて『国産のエネルギー』になる」
<質疑応答>
※内容は、2026年10月時点の公表情報にもとづきます。中国の輸出管理の停止期限(2026年11月10日)や、太陽電池リサイクル法の政省令など、開催日までの動きを反映して、一部を更新する場合があります。
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